トルコとナイジェリア、貿易・投資・防衛分野の関係拡大に向けて動き出す

トルコとナイジェリアの両大統領は、アンカラがアフリカ最大の経済規模を持つナイジェリアとの間で貿易額50億ドルの目標を達成することを目指し、両国間で9件の協定が署名される場に立ち会いました。

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アンカラでの会談後、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とボラ・ティヌブ大統領の立ち会いのもと、9件の協定が締結 / AA

トルコとナイジェリアは27日の火曜日、産業、貿易、投資、防衛分野における協力を深化させるため、両国間の経済的結びつきを大幅に拡大することを目的とした新たな協力メカニズムを発効させると発表しました。

トルコのオメル・ボラト貿易相は、ナイジェリアのボラ・アフメド・ティヌブ大統領によるトルコ公式訪問に合わせて行われた協議の後、アンカラとアブジャが「合同経済・貿易委員会(JETCO)」の設立に関する共同声明および「ハラール品質インフラに関する覚書」に署名したと明らかにしました。

ボラト貿易相は声明の中で、「協議では、産業、貿易、投資、生産の各分野における協力を一層深めるための課題を包括的に議論した」と述べ、これらの合意が両国の企業にとって新たな機会を創出するとの認識を示しました。

9件の協定が署名

トルコのオメル・ボラト貿易相は、両国が二国間貿易額50億ドルの目標達成に向けて取り組んでおり、貿易の多角化、投資の拡大、そして民間部門のパートナーシップ強化を約束したと述べました。

またボラト貿易相は、トルコがナイジェリアとの関係を「信頼と長期的な戦略的パートナーシップのアプローチに基づいて」維持していく方針だと強調しました。

アンカラで行われた二国間協議および代表団レベルの会談を経て、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とボラ・アフメド・ティヌブ大統領の立ち会いのもと、合計9件の協定が署名されました。

これらの協定は、軍事訓練、防衛・安全保障、ディアスポラ政策、メディア・コミュニケーション、高等教育、ハラール認証、外交研修、ならびに社会・女性政策の分野を網羅しています。

ティヌブ大統領は、不安定要因への対処や経済成長の促進に向けた共通の取り組みに言及し、ナイジェリアは特に安全保障と貿易の分野において、トルコとの協力関係を一層深化させることを目指していると述べました。

関係の深化

トルコとナイジェリアの二国間貿易は、2025年の1月~11月の間で6億8,840万ドルに達しました。

ナイジェリアは、エネルギー取引を含め、昨年、サハラ以南アフリカにおけるトルコ最大の貿易相手国となりました。

両国間の防衛分野における結びつきも急速に強化されており、ナイジェリア空軍はトルコ製の無人航空機に加え、ATAK T129攻撃ヘリコプター6機を購入しています。

トルコ企業は、ナイジェリアの建設、エネルギー、繊維、製造業分野で積極的に事業を展開しており、50社以上のトルコ企業が同国に約4億ドルを投資しました。

また、トルコの建設業者がナイジェリアで請け負っているプロジェクトの総額は、30億ドル近くに上っています。

1960年に外交関係を樹立したトルコとナイジェリアは、アブジャが武装勢力への対応を強化する中で、特に安全保障および防衛産業分野における協力関係を、着実に拡大してきました。