プーチン大統領、栗原小巻氏にプーシキン・メダルを授与 日露文化交流に貢献
授与式では、栗原小巻氏が日本とロシアの文化交流に貢献してきた功績が改めて称えられました。
プーチン大統領が日本の女優・栗原小巻氏にプーシキン・メダルを授与しました。/ 写真: ロイター / Reuters
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は11月4日、モスクワで日本の女優・栗原小巻氏らに「メダル・オブ・プーシキン」を授与しました。この日はロシアの国民の祝日である「人民統一の日」にあたり、プーチン大統領は文化・芸術などの分野で貢献した個人をたたえる栄誉として、国内外の功労者にメダルを授与しました。
栗原小巻氏は1945年生まれ、東京都世田谷区出身で、1970年代から日本映画界で活躍する名女優です。
1974年の日ソ合作映画『モスクワ、我が愛』に主演し、日本とロシアの文化交流の架け橋となりました。また、日本で毎年開催されるロシア文化祭の組織委員会会長を務め、両国の芸術交流の推進に尽力してきました。
授与式で栗原氏はロシア語で「このような栄誉を頂き光栄です。ロシア芸術から得た情熱を胸に、この賞を受け取りました。日本とロシアの人々の永遠の友好を心から祈ります」と述べました。
プーチン大統領は式典で、ロシアと外国の友人たちとの団結は揺るがず、さまざまな世界の脅威を乗り越えた後に勝利を共に祝えると語りました。
人民統一の日は2005年に制定され、かつてのロシア革命記念日(11月7日)に代わる国民の祝日で、1612年のモスクワ解放を記念する意義があります。