パキスタン首相、米・イラン協議推進へサウジアラビア・カタル・トルコ歴訪

米国とイランは週末、イスラマバードで数十年ぶりとなる直接対話を行っており、戦争終結に向けた取り組みが続いています。

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パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は2026年3月、サウジアラビア・エジプト・トルコの各外相とそれぞれ会談しました。 / Reuters

パキスタンのシャバズ・シャリフ首相が、サウジアラビア・カタル・トルコの3か国を4日間にわたって歴訪することが、同国外務省の発表で明らかになりました。米・イランの和平協議で第2ラウンドの開催が見込まれる中、パキスタンが活発な外交攻勢を展開しています。

外務省は水曜日に発表した声明で、「シャバズ・シャリフ首相は2026年4月15日から18日にかけて、サウジアラビア王国、カタル国、トルコ共和国を公式訪問する」と述べました。

声明によると、サウジアラビアおよびカタルへの訪問は「二国間の文脈」で行われる一方、トルコではシャバズ・シャリフ首相がアンタルヤ外交フォーラムに出席するとともに、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領をはじめとする各国首脳と個別会談を行う予定です。

米国とイランは週末、イスラマバードで数十年ぶりとなる直接対話を実施しました。米国とイスラエルによるイラン攻撃を発端に始まった6週間以上にわたる戦争の終結に向けた取り組みが続いています。

この戦争は中東全域を紛争の渦に巻き込んでおり、イランによる報復はサウジアラビアやカタルなど湾岸の親米諸国を標的とし、同地域からのエネルギー輸出を遮断しています。

イスラマバードでの協議は合意に至らないまま終了しましたが、ドナルド・トランプ米大統領は火曜日、今週中にもイスラマバードで交渉を再開できるとの見通しを示しました。

米国がイランへの海上封鎖を命じる中、かろうじて維持されている停戦は来週まで続く見通しです。

歴訪には、米・イラン協議の仲介役を担うイスハク・ダル外相ら閣僚・高官が同行します。

パキスタンとサウジアラビアは緊密な関係にあり、パキスタン財務省は水曜日、リヤドが外貨準備高の強化に向けて30億ドルを供与すると発表しました。

この支援は、パキスタンがUAEへの数十億ドル規模の借款返済を表明した数日後のことです。

財務省はさらに、既存のサウジアラビアによる50億ドルの預金についても、期間未定で延長されると明らかにしました。