トルコのバイカル社とイタリアのレオナルド社、欧州製ドローンの共同生産を目指す

レオナルド社の最高経営責任者によると、トルコとイタリアの防衛分野における協力関係が拡大し、イタリア国内の工場で中型ドローンの生産が行われる予定です。

By
2025年6月18日、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で開催された第55回パリ国際航空ショーに展示されたバイカル社のバイラクタルTB3ドローン。 / Reuters

トルコの防衛企業バイカル社とイタリアの航空宇宙・防衛大手レオナルド社が、初となる中型無人航空機(UAV)の共同生産に乗り出すことが明らかになりました。完成機は4月にも公開される見通しです。

欧州製ドローンの生産を目指すトルコとイタリアの防衛協力は、一段と具体化しています。

レオナルド社のロベルト・チンゴラーニ最高経営責任者はアナドル通信のインタビューに応じ、バイカル社との合弁事業はこれまでに策定したロードマップに沿って順調に進んでいると語りました。

チンゴラーニ氏は木曜日、同社の投資家向け説明会に合わせて行ったインタビューの中で、両社が4月にロンキ・デイ・レジョナーリ施設で数百キログラムの積載能力を備えた中型ドローンの生産を開始すると明かしました。同施設以外の拠点でも生産体制の整備が進められています。

同氏は、機体はイタリア国内で認証を取得する方針だと説明したうえで、「欧州製を求める巨大な市場が待ち受けている」と述べ、需要の大きさを強調しました。

また、欧州における国産ドローン生産の空白を埋めるため、両社は「互いの強みを生かした高い補完関係」のもとで緊密に連携していると語りました。

バイカル社が機体プラットフォームを担当し、レオナルド社が中型UAV向けの情報システムおよび分野別技術の開発を手がけています。

同氏はまた、共同生産されるUAVが2025年11月に発表された防空システム「ミケランジェロ・ドーム」において役割を果たす可能性があると指摘しました。同システムは年内にウクライナで初の試験が行われる予定です。

さらに、レオナルド・バイカル製ドローンをこの防空シールドに統合できる可能性についても言及しました。