イスラエル、停戦下でも2026年防衛予算を340億ドルに増額

イスラエルのカッツ国防相とスモトリッチ財務相は、防衛支出の枠組みで合意しました。閣議は来年の予算案の審議を開始しており、3月までに承認されない場合は、新たな総選挙につながる可能性があります。

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2025年7月18日、ペンタゴンでヘグセス米国防長官と会談するカッツ国防相 / AP

「イスラエルの2026年防衛予算は1,120億シェケル(約346億3,000万ドル)に設定されました。これは当初案の900億シェケルから増額されたものです」と国防相の事務所が金曜日に発表しました。

カッツ国防相とスモトリッチ財務相は、防衛支出の枠組みで合意しました。閣議は来年の予算案の審議を開始しており、予算は3月までに承認される必要があり、承認されない場合は新たな総選挙につながる可能性があります。

閣僚らは木曜日、金曜早朝にも行われる可能性のある採決に先立ち、通常は長時間に及ぶ審議を開始しました。法案が閣議を通過すれば、国会での初回採決に付されます。

カッツ国防相は、軍が兵士のニーズに対応し、予備役への負担軽減に取り組み続けると述べました。

同氏の事務所によると、カッツ国防相は「我々はIDF(イスラエル軍)を強化し、兵士のニーズに全面的に応え、予備役への負担を軽減するために断固として行動し続けると述べました。あらゆる戦線でイスラエル国家の安全を確保するためです」と述べました。

一方、スモトリッチ財務相の事務所は、2026年の防衛予算が戦争直前の2023年と比べて470億シェケル増加したと発表しました。

テルアビブによるガザへの激しい軍事攻撃はイスラエルにとって多大な負担となっており、イスラエルは2024年にパレスチナ自治区ガザとレバノンでの戦闘に310億ドルを費やしました。

その後、イスラエルはガザのハマス、レバノンのヒズボラとそれぞれ停戦合意に至っています。