トルコ、レバノンの国連部隊襲撃を非難
トルコ外務省は、イスラエルのレバノン駐留が地域の不安定化を招いているとして、攻撃と占領の終結を求めています。
トルコは、レバノン南部で国連レバノン暫定隊(UNIFIL)を標的とした攻撃を非難しました。この攻撃でインドネシア人平和維持要員3人が死亡、数人が負傷しました。
トルコ外務省は30日、声明を発表し、UNIFILの任務に就いていた国連要員が死亡したことに対し、インドネシア政府と国民に哀悼の意を表しました。
国連機関や平和維持要員への攻撃は国際法の重大な違反にあたるとして、関係者の責任を問わなければならないと強調しました。
また、イスラエルのレバノン駐留が緊張を激化させ、地域の不安定化を深めていると警告しました。
その上で、国際社会に対し、イスラエルの拡張主義や攻撃、占領を終結させるよう改めて呼びかけました。
20万人超がシリアに越境
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は30日、イスラエルによる攻撃を受けて激しさを増した戦闘から逃れるため、1か月間に20万人以上がレバノンからシリアに越境したと明らかにしました。
UNHCRのシリア事務所で代表代理を務めるアシール・アルマダイエン氏は、ジュネーブでの記者会見で、この流入は3月2日から27日までの間に起きたとし、シリア当局の情報として明らかにしました。
到着した人のうち約18万人はシリア人で、レバノンから再び避難を余儀なくされた難民も含まれていると述べました。また、2万8000人以上のレバノン人も国境を越えたということです。
アルマダイエン氏は「大半の人は激しいイスラエルの爆撃から逃れてきた」と述べ、到着した人々の多くがわずかな所持品で逃れてきており、疲れ切り、心に深い傷を負っていると語りました。
帰還者、厳しい状況に直面
アルマダイエン氏によると、国境検問所ではマスナとアルカの通過が最も多く、アリダはインフラ被害で限られたということです。
到着者の緊急のニーズは食料、避難所、医療、書類で、帰還者の多くがシリア国内で不安定な状況にあるとしました。
UNHCRは支援を拡大しているものの、シリアでの活動資金は2026年分の30%未満しか確保されておらず、深刻な不足状況にあると述べました。
イスラエルは3月初め以降、レバノンへの空爆と南部での地上侵攻を続けています。
レバノン当局によると、イスラエルの攻撃でこれまでに1247人が死亡、3690人が負傷しています。