ロシア、ウクライナ兵1,000人の遺体を返還

キエフはこれまで、モスクワがウクライナ兵の遺体だと主張する中に、戦死したロシア兵の遺体も含めて引き渡していると非難してきました。

By
ウクライナのザポリージャ州、最前線付近で初めての軍事訓練を受けるウクライナ軍の新兵たち。2026年4月5日。(資料写真) / Reuters

ロシアの交渉団関係者は記者団に対し、ロシアがウクライナに兵士1,000人の遺体を引き渡し、これに対してキエフ側はロシア兵41人の遺体を返還したと明らかにしました。

ロシアが4年前に開始し、数十万人の兵士が命を落とした全面戦争の中で、両国は戦闘で死亡した兵士の遺体を定期的に相互に引き渡しています。これは、双方が協力している数少ない分野の一つです。

ロシア国営の映像配信機関ルプトリーは9日の木曜日、白い防護服と青い手袋を着用した作業員が、トラックの荷台から白い遺体袋を持ち上げ、別の車両へ移す様子を収めた映像を公開しました。

映像にはまた、作業服に赤十字のマークが付いた監視員の姿も映っています。

ウクライナ捕虜待遇調整センターはSNSで、「1,000人の遺体がウクライナに返還された」ことを確認しました。

声明では、「ロシア側によれば、返還された遺体はウクライナ兵のものだ」とされています。

キエフはこれまで、モスクワがウクライナ兵の遺体だと主張する中に、戦死したロシア兵の遺体も含めて引き渡していると非難してきました。

同センターは、「身元確認が完了した後、遺体は家族に引き渡され、尊厳をもって埋葬される」と述べました。

国際赤十字委員会は先月、毎月およそ1,000体の遺体の相互引き渡しを仲介しているとしつつ、「何千、何万という遺体の身元が依然として特定されていない」と明らかにしました。

ロシアが2022年2月に開始したウクライナ侵攻は、第二次世界大戦以降の欧州で最も多くの犠牲者を出した戦争となり、数百万人の避難民を生み出すとともに、双方で民間人の犠牲も引き起こしています。