ビザ料金48年ぶり改定へ 外国人在留手続きも大幅値上げ

今回の手数料改定は、長年据え置かれてきた制度の見直しとして画期的なものです。

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2025年6月末には、国内の在留外国人数が約396万人に達し、前年末から着実に増加していることが明らかになっております。/ 写真: ロイター

日本政府は、2026年度から外国人向けのビザ発給手数料および在留資格関連の手数料を大幅に引き上げる方針を固めました。1978年以来初めてのビザ料改定となり、欧米並みの水準を目指すとしています。

現在、1回限りのビザ(シングルエントリー)は3,000円、多用途(マルチエントリー)は6,000円ですが、これを西側諸国と同等水準に近づける方向で検討中です。

在留資格(更新・変更)の手数料についても、現行の6,000円から 約3〜4万円に引き上げる案 が浮上しています。

永住許可の申請費用は現行1万円から10万円以上に跳ね上げられる方向 で調整中とされます。 

この改定を実現するには、入管法(出入国管理及び難民認定法)の上限を見直す必要があり、政府は来年の通常国会で改正案を提出する考えです。

引き上げによって得られる収入は、増加する在留外国人への共生支援や入国管理サービスの強化などに活用される見込みです。

2025年6月末には、国内の在留外国人数が約396万人に達し、前年比で5%増えております。