日本、子どもの自殺者数が2年連続で過去最多を記録

日本における若者の自殺は、子どもや若者に深刻な心理的負担を与え続けている複数の要因が重なって引き起こされています。

By
2025年には、自殺で亡くなった高校生が352人に上り、中学生が170人、小学生が10人となりました。 / Reuters

日本では2025年、子どもの自殺者数が2年連続で過去最多を記録しました。

政府の暫定データによると、2025年に自殺で亡くなった日本の子どもの数は532人に上り、前年より3人増加したと、共同通信が木曜日に報じました。

国内の自殺者数は減少傾向にあり、2025年は1万9,097人と、初めて2万人を下回りました。一方、子どもの自殺者数は、1980年に統計が開始されて以降、最も高い水準となりました。

子どもの自殺者数は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、年間500人を超える水準が続いています。

2025年には、高校生が352人と最も多く、中学生が170人、小学生が10人でした。

性別では、女子が277人、男子が255人でした。子どもの自殺の背景要因としては、学校問題や健康問題、家庭問題などが主な要因として挙げられています。

人口10万人当たりの自殺者数は15.4人で、前年から1.0ポイント減少しました。

若者を取り巻く圧力

日本の非営利・市民社会分野を支援する特定非営利活動法人(NPO法人)日本NPOセンターの報告書によりますと、日本における若者の自殺は、子どもや青少年に深刻な心理的負担を与えている複数の要因が重なって引き起こされています。

報告書では、学業成績を重視する社会的圧力や将来の見通しに対する不安などが若者に影響を与えているほか、いじめや社会的孤立が精神的な負担を強めているとしています。

報告書によると、デジタルメディアの利用拡大やオンライン環境の変化を背景に、若者の孤独感や不安感が深刻化しているとしています。

また、精神的健康をめぐる偏見や支援を求める行動の少なさが依然として大きな障壁となっており、困難を抱える多くの若者が適切な時期に支援にアクセスできていない現状にあると付け加えています。