日本ゴルフ界のレジェンド、尾崎将司さんが78歳で死去
「ジャンボ尾崎」の愛称で知られるゴルフ界のレジェンド、尾崎将司さんが、78歳で死去しました。
1997年4月10日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで行われたマスターズ・トーナメント初日、ティーショットを放つ「ジャンボ尾崎」 / AP
世界ゴルフ殿堂入りを果たした日本人ゴルファー2人のうちの一人で、「ジャンボ尾崎」の愛称で知られる尾崎将司さんが、大腸がんとの闘病の末、78歳で死去したと、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が同日発表しました。
JGTOツアー通算94勝を挙げ、日本人選手として最多勝記録を持つ尾崎さんは、2011年、青木功さんに続き、日本人として2人目の世界ゴルフ殿堂入りを果たしました。
尾崎さんは当初、プロ野球選手としてキャリアをスタートしましたが、その後プロゴルフに転向し、26歳で日本プロゴルフ選手権で初優勝しました。
JGTOはSNSへの投稿で、「現在、そして将来にわたって男子ゴルフを語る上で欠かせない、唯一無二の存在です」と哀悼の意を表しました。
尾崎さんは、1996年のプレジデンツカップを含む80試合以上のPGAツアー大会に出場し、1996年には49歳で世界ランキング5位に浮上しました。
米国ツアーでの優勝はありませんでしたが、メジャー大会では、マスターズ・トーナメントで1973年に8位タイ、全米オープンで1989年に6位、全英オープンで1979年に10位タイと、計3度のトップ10入りを果たしました。
尾崎さんは、日本オープンを5度、日本プロゴルフ選手権を6度制しました。55歳だった2002年のANAオープンが、ツアーでの最後の出場となりました。
弟の直道さん(ジョー)と建夫さん(ジェット)も日本で活躍し、米国ツアーに出場しました。