インド東部の病院火災で患者少なくとも10人死亡

今回の事故は、インドの医療施設における安全基準の低さがもたらす危険が繰り返されている実態を改めて浮き彫りにしています。

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2026年3月16日、カタック市のSCB医科大学病院救命救急センター前に集まる火災犠牲者の遺族。 / AFP

インド東部の公立病院で火災が発生し、救命救急センターに入院していた重篤患者少なくとも10人が死亡したと当局者が明らかにしました。

インドでは消火設備の不足や安全規則の慢性的な軽視により、建物火災が後を絶ちません。

オディシャ州カタック市にあるSCB医科大学病院の1階で月曜日早朝に火災が発生したと、モハン・チャラン・マジ州首相が記者団に語りました。

「トラウマICU病棟で治療中の患者がいる中、漏電が火災を引き起こした」と述べ、事故発生時には23人の患者がいたと付け加えました。

火災により10人が死亡し、残りの患者は他の病棟に移送されたと同首相は付け加えました。

患者の救出に当たった職員少なくとも11人が火傷を負いました。

ナレンドラ・モディ首相はSNSへの投稿で今回の事故を「深く心が痛む出来事」と表現し、遺族に哀悼の意を示しました。

また、被害を受けた家族への補償金として2160ドルを支給すると発表しました。

老朽化した配線による漏電は、インドにおける火災の主な原因であり続けています。

2024年には南部タミル・ナードゥ州の民間病院で火災が発生し、少なくとも6人が死亡、20人以上が負傷しました。

同年、北部ウッタル・プラデーシュ州でも病院が火災に見舞われ、新生児10人が命を落としました。