中国軍、係争中の南シナ海で「戦闘即応」演習を実施

中国海軍と空軍による演習は、スカボロー礁(中国名・黄岩島、フィリピン名・バホ・デ・マシンロック)付近で実施されました。

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2018年4月12日、南シナ海で行われた軍事展示の中で、中国海軍の原子力潜水艦が航行しました。 / Reuters

国営メディアによると、中国軍は土曜日、係争中の南シナ海で、戦闘機および軍艦を動員した「戦闘即応」演習を実施しました。

中国人民解放軍(PLA)南部戦区は、海軍および空軍を動員し、スカボロー礁およびその周辺の領海・空域で戦闘即応パトロールを実施したと、中国共産党系紙「環球時報(グローバル・タイムズ)」が報じました。

南シナ海の係争地である黄岩島は、スカボロー礁、またフィリピン名ではバホ・デ・マシンロックとも呼ばれており、フィリピンも領有権を主張しています。

同礁は、北京とマニラの間で続く海洋権益を巡る対立において、長年にわたり緊張の焦点となってきました。

国営メディアは、南部戦区が今年1月以降、同島周辺で海空パトロールを強化し、他国による挑発や侵害に対抗するとともに、中国の主権と南シナ海の安定維持に努めていると伝えました。

中国軍が公開した映像によると、演習には、YJ-12対艦ミサイルを搭載したH-6K爆撃機や、055型大型駆逐艦「咸陽(シェンヤン)」のほか、複数の軍用機および軍艦が参加しました。

今回の演習は、中国国防省が先週、中央軍事委員会(CMC)の張又侠副主席と、同委員会委員で統合作戦指揮部参謀長を務める劉振立氏の2人の高官が調査を受けていると明らかにした、その翌日に行われました。

中央軍事委員会は習近平国家主席が主席を務めており、中国軍全体の能力および作戦即応態勢を統括する機関です。