北朝鮮で内閣改造 金正恩氏が3期目の指導者に再任

最高人民会議は、金正恩氏の国家指導者としての地位を改めて正式に承認しました。議会内で行われた重要な人事の変更は、権力の一極集中がさらに強まっていること、そして戦略的な方向転換の兆しを示しています。

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2016年に設立された国務委員会は、平壌における最高の政策決定機関とされている / Reuters

北朝鮮の国営メディアが23日の月曜日に伝えたところによりますと、北朝鮮の最高人民会議(SPA)は日曜日の会議で、金正恩氏を国務委員会委員長に再選し、同氏の3期目を正式に確定しました。

2016年に設立されたこの委員会は、平壌における最高の政策決定機関とされています。

また、議会は政府上層部の大幅な人事刷新も行いました。金氏の側近として知られる趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏は、崔竜海(チェ・リョンヘ)氏に代わり、最高人民会議常任委員長という同国の最高立法機関のトップに就任しました。さらに、同氏は国務委員会副委員長にも任命されています。

一方、パク・テソン首相は留任し、金徳訓(キム・ドクフン)前首相は新設された「第一副首相」に任命されました。また、金氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏は、国務委員会での役職を解かれました。

会議ではこのほか、憲法改正や、直近の党大会で発表された5カ年国家発展計画の実施方法、さらに2026年の国家予算についても議論されましたが、詳細は公表されていません。

このような議会は通常、党大会で決定された方針を法的に承認する目的で開催されます。今回の一連の動きは、北朝鮮の指導体制の継続性と、戦略的な計画に基づいた統治が維持されていることを示しているとみられます。