フィダン外相:ロシア・ウクライナ戦争において「恒久的な和平にかなり近い状況にある」
トルコ共和国のハカン・フィダン外相は、「和平が成立した段階で編成される海上部隊において、トルコが責任を引き受ける」と強調しました。
トルコ共和国の ハカン・フィダン 外相は6日の火曜日、パリのトルコ大使館で開かれたウクライナ問題に関する「有志連合」首脳会合の終了後、記者団に対し、
「この4年間続いてきた戦争について、私は恒久的な和平にかなり近い状況にあると考えている。少なくとも、和平の鍵となるいくつかの重要な分野が、非常に本格的に議論されているのが見て取れる」と語りました。
フィダン外相は、今回のパリ会合の重要性を強調し、トルコ共和国の大レジェプ・タイイップ・エルドアン大統領を代表して出席したことを明らかにしました。また、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)をはじめ、各国や国際機関の指導者が参加していたとしたうえで、「重要な議題が議論された」と述べました。
さらにフィダン外相は、「仮に合意が署名されれば、それは単にウクライナでの戦争を終結させる和平合意にとどまらない。長期的には、ロシアとヨーロッパの間における新たな時代の平和の枠組みを形づくるものとなる。加えて、ロシアの将来の地域政策を方向づける包括的な合意になるだろう」と付け加えました。
「黒海の安全をトルコが担うのは当然」
フィダン外相は、現時点で、和平合意が署名された場合に停戦をどのように監視するか、ウクライナの抑止力をいかに維持するか、そして停戦が破られた場合に取り得る軍事的措置について協議が行われていると明らかにしました。
トルコ共和国のハカン・フィダン外相は、次のように述べました。
「当初から軍事面では、トルコの大統領の指示に基づき、和平成立後に編成される海上部隊の責任をトルコが担うという立場を、わが国の軍は一貫して示してきた。この点については、重要な進展があったと考えている。トルコはNATO加盟国の中で、黒海において最大の艦隊を保有している。その点を踏まえれば、黒海の安全保障をトルコが担うことは極めて自然なことだ。 さらなる犠牲を防ぎ、地域に安定をもたらすためにも、和平合意が一日も早く署名されることを願っている」
またフィダン外相は、火曜日に行われた別の会合では、和平合意が成立した場合のウクライナの経済復興に焦点が当てられたと説明しました。
フィダン外相は、レジェプ・タイイップ・エルドアン大統領がこの問題に強い関心を寄せていることを強調し、「傷を癒やすという点で、トルコほど長けた国はない」
と語りました。
さらに、「私たちは自国の傷だけでなく、支援を必要とする人々の傷を癒やすことにも長けている。経済投資の分野では、わが国の実業家の能力が高く、特にインフラ分野での貢献は極めて重要だ。和平が実現すれば、経済の活性化と復興の過程において、トルコは大きな役割を果たすと考えている」と述べました。
このほかフィダン外相は、各国の首脳と会談し、重要な課題について意見交換を行ったほか、EUの関係者とも現在の主要議題について協議したことを明らかにしました。