イラン、5つのアラブ諸国を非難「米国とイスラエルと連携、賠償を支払え」

イランの国連大使は、サウジアラビア、UAE、バーレーン、カタール、ヨルダンが、米国とイスラエルによる自国への攻撃を可能にしたことで「義務に違反した」と主張しました。

By
2026年3月10日、米国ニューヨーク市の国連本部にて、国連安全保障理事会前で発言するイランの国連大使、アミール・サイード・イラバニ氏。 / Reuters Archive

イランは、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、カタール、ヨルダンが、アメリカとイスラエルによる自国への攻撃に関与したとして、これらの国々に賠償を求めました。

イランのエミール・サイード・イラヴァニ国連大使は13日の月曜日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長および安全保障理事会議長ジャマル・ファレス・アルロワイエイ氏宛てに書簡を送り、これらの国々が米イスラエルによる攻撃を可能にしたことで「国際的義務に違反した」と主張しました。さらに、各国の責任を追及し、戦争による損失に対して賠償を支払うべきだと述べました。

地域情勢の緊張激化と深刻な被害

地域の緊張は、2月28日にアメリカとイスラエルがイランに対して実施した共同空爆をきっかけに急激に高まりました。

これに対しイランは、先週発表された2週間の停戦に先立ち、イスラエルやイラク、ヨルダン、さらにアメリカ軍の駐留する湾岸諸国の拠点に対して攻撃を行い、報復しました。

この一連の衝突により、地域全体で数千人が死亡・負傷するなど、甚大な被害が出ています。

外交交渉は不調に終わる

一方、外交面では、イランとアメリカの代表団が先週の日曜日未明、パキスタンの首都イスラマバードで約21時間にわたる協議を行いました。

しかし、双方は合意に至らず、交渉は成果なく終了したと伝えられています。