ガザの瓦礫から新たに約100人の遺体を収容
ガザでは、破壊された建物の瓦礫の下に、なお数千人のパレスチナ人が埋まっているとみられています。
ガザ市で、民間防衛隊員が瓦礫の中から遺体を収容しています。 / AP
ガザ民間防衛当局は、同地区の瓦礫の中からパレスチナ人94人の遺体を収容したと発表しました。
同当局は土曜日の声明で、遺体はガザ市中心部で回収され、埋葬の手続きを行うため、アル・シファ医療複合施設の法医学部門に移送された後、中部デイル・アル・バラフ市にある殉教者墓地に埋葬されると明らかにしました。
ガザでは、2023年10月にイスラエルによる同地区への戦争が始まって以降、破壊された建物の瓦礫の下に、なお数千人のパレスチナ人が埋まったままだとみられています。
民間防衛当局は、保健省および宗教基金省と連携し、無作為な場所に埋葬されていた数千人の遺体を、地区内の墓地へ移送することに成功したと明らかにしました。
当局によると、2023年10月以降、ガザへの攻撃により、主に女性や子どもを含む約7万700人が死亡し、17万1,100人以上が負傷しましたが、10月10日に発効した停戦合意を受け、攻撃はいったん停止しました。