フィダン外相、マイアミでガザ情勢を協議する会合に参加

トルコのハカン・フィダン外相は、米フロリダ州マイアミで、ドナルド・トランプ米大統領の特使スティーブ・ウィトコフ氏が主宰し、カタールおよびエジプトの代表も参加する協議に参加する予定です。

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トルコのハカン・フィダン外相は、金曜日に米国フロリダ州マイアミで、ガザ情勢を議題とする会合に参加する予定 / AA

トルコのハカン・フィダン外相は、金曜日に米国フロリダ州マイアミで、ガザ情勢を議題とする会合に参加する予定です。

トルコ外務省の発表では、「フィダン外相は、マイアミで米国、エジプト、カタールの関係者と共にガザをテーマとした会合に参加する。会合の機会に、その他の地域問題についても協議が行われる」とされています。

これに先立ち、ホワイトハウスの関係者はアナドル通信に対し、スティーブ・ウィトコフ米大統領特使が、ガザ停戦合意の次の段階について協議するため、トルコ、カタール、エジプトの代表と会談すると述べていました。

今回の会合は、イスラエルとハマスの間で停戦が発効してからおよそ2か月後に開かれるものです。合意の第1段階には、戦闘の停止、イスラエル軍の部分的撤退、人質・被収容者の交換、そしてパレスチナ人居住地域への全面的な人道支援の受け入れが含まれていました。

ドナルド・トランプ米大統領が示した20項目からなる計画で想定されている第2段階では、国際安定化部隊(ISF)の展開、ハマスの武装解除、イスラエルの全面撤退、さらにガザを暫定的に統治する「テクノクラート」によるパレスチナ委員会の設立が求められています。

一方、パレスチナ側は、イスラエルが2023年10月以降、女性や子どもを中心に7万人以上が死亡し、17万人以上が負傷したとされる2年に及ぶ戦争を停止させた停戦合意を、繰り返し違反していると非難しています。

ガザの保健当局によると、停戦発効以降、イスラエルの攻撃によって少なくとも395人のパレスチナ人が死亡し、1,088人が負傷したということです。