イラン、ホルムズ海峡通過船舶への通行料徴収を検討

イランの議員は、エネルギーや貿易の輸送に同重要水路を利用する国々に対して料金を課す法案の草稿を提出したと述べています。

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【資料写真】イランとの紛争が続く中、ホルムズ海峡に停泊するタンカー「カリスト」。オマーン・マスカット沖、2026年3月10日撮影。 / Reuters

イランは、ホルムズ海峡を通過する船舶に料金の支払いを各国に義務付ける法律の制定を検討していると、イランメディアが木曜日に報じました。

半官半民のISNA通信によると、世界の主要エネルギー供給路の一つである同戦略的海上回廊を利用する船舶に対して通行料を課す法案草稿が提出されています。

テヘランのある議員は、海峡が船舶輸送・エネルギー輸送・食料サプライチェーンの「安全な通路」として使用される場合、イランへの支払いおよび課税を義務付けることを同提案が求めていると述べました。

同議員は、海峡を通じた海上輸送の安全から恩恵を受けている国々は「イランに料金と税金を支払うべきだ」と語りました。

この提案は、地域情勢が緊迫化する中で浮上しました。2月28日、イスラエルと米国はイランへの共同攻撃を開始し、当時の最高指導者アリ・ハメネイ師を含む約1,300人が死亡しています。

イランはドローンおよびミサイル攻撃による報復を続けており、通常は1日約2,000万バレルの原油と世界の液化天然ガス取引の約20%を担うホルムズ海峡を事実上封鎖しています。これにより、世界のエネルギー市場に深刻な混乱が生じています。