日本、貿易関係強化に向けメルコスールとの戦略的パートナーシップを開始

この枠組みには、外務・経済担当省庁間の定期協議が含まれており、初会合は来年初めに開催されます。

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日本は、メルコスール加盟国とのサプライチェーン分野での協力を進めるため、初期会合を主催します。 / Reuters

日本と南米の地域共同体メルコスールは、貿易、投資、サプライチェーン分野での協力強化を目的とする戦略的パートナーシップ枠組みを立ち上げました。日本の外務省が土曜日、公式サイトに掲載した声明で明らかにしました。

日本政府は、この枠組みの下での初会合を来年初めに開催する方針で、日本およびメルコスール加盟国の外務省や関係省庁が参加する予定です。

共同声明では、日本とメルコスールは、互いに最も重要な経済パートナーの一つであり、経済関係を一層深化・多様化させる大きな潜在力があると指摘しました。

また、3月に東京で行われた当時の石破茂首相との会談で、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領は、日本との関係強化に向け、メルコスールとして取り組む姿勢を示しました。

メルコスールは、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイで構成されており、総人口は約2億8000万人に上ります。