イーロン・マスク氏、テスラの報酬契約復活で世界初の資産7000億ドル超の富豪に
今週初め、スペースXが上場する可能性が報じられたことを受け、マスク氏は純資産が6000億ドルを超えた世界初の人物となりました。
今週初め、スペースXが上場する可能性が報じられたことを受け、マスク氏は純資産が6000億ドルを超えた世界初の人物となりました。 / Reuters
フォーブスの長者番付によると、デラウェア州最高裁が昨年無効とされた約1390億ドル相当のテスラ株式オプションを復活させたことを受け、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の純資産は7490億ドルに急増しました。
また、2018年に策定され、当時560億ドル相当とされていたマスク氏の報酬パッケージは、下級審がこれを「理解し難い」として無効と判断してから2年後の金曜日、デラウェア州最高裁によって復活しました。
最高裁は、報酬パッケージを取り消した2024年の判決について、マスク氏に対して不適切かつ不公平な判断だったとの見解を示しました。
また今週初めには、宇宙開発企業スペースXが上場する可能性が高いと報じられたことを受け、マスク氏は純資産が6000億ドルを超えた史上初の人物となりました。
11月には、テスラの株主が、同社を電気自動車(EV)メーカーからAIやロボット分野の巨大企業へと転換させるというマスク氏の構想を支持し、同氏に対する史上最大規模となる1兆ドルの報酬計画を別途承認しました。
フォーブスの長者番付によると、マスク氏の資産は、世界第2位の富豪であるグーグル共同創業者ラリー・ペイジ氏を約5000億ドル上回っています。