イタリアのメローニ首相、3日間の訪日開始 「自由な国際秩序を守る」と訴え
メローニ首相の東京訪問は、イタリアと日本の関係強化に向けた動きを浮き彫りにするもので、両首脳は安全保障やグローバル・ガバナンス、さらにG7をはじめとする国際的な枠組みにおける連携強化について協議する予定です。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相は木曜日、3日間の公式実務訪問のため日本を訪れました。
今回の訪日は、G7の一員である両国が外交関係樹立160周年を迎える中で行われています。
日本の高市早苗首相は金曜日、メローニ首相を迎えて公式会談を行う予定です。両首脳は、自国が「将来の国際秩序の形成に責任を共有している」との認識を示しており、会談では二国間関係の格上げが協議される見通しです。
今回の会談は、昨年10月の就任以降、高市早苗首相にとって日本国内で欧州の首脳と行う初の会談となります。
イタリア紙エポック・タイムズが公開した映像では、東京到着時に日本の国会議員アルフィヤ・エリ氏が空港でメローニ首相を出迎える様子が確認されました。
会談では、二国間、地域、国際的な懸案事項が議題となる見通しで、両首相は、英国と連携して次世代戦闘機を共同開発する「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」をめぐる3か国協力の進展についても協議する見込みです。
「修正主義的圧力」
日本のソーシャルメディアでは、この会談が「サナメロ・サミット」と称され、保守系の女性首脳2人による異例の会談として注目されていると、ジャパン・フォワードは報じています。
また、メローニ首相の誕生日は木曜日に当たります。同首相は2024年初めにも日本を訪れ、当時の岸田文雄首相と首脳会談を行っていました。
地理的に離れた両国の関係は、この数十年で強化されてきており、日本はイタリアにとってアジアで第3位の貿易相手国となっています。二国間の貿易額は約116億ドルに上ります。
高市早苗首相とメローニ首相は、日経アジアに木曜日に掲載された共同寄稿の中で、「不安定さや戦略的競争、共通のルールを損なう修正主義的圧力が広がる中、自由で公正かつ開かれた国際秩序を守るための規範的・制度的原則を共有している」と記しています。
アフリカでの協力も視野に入れ、両首脳は、「イタリアと日本は、安全と平和、繁栄、安定のある未来を築く決意を固めている」と述べました。
さらに、「両国の戦略的な合致は、G7から国連に至る主要な多国間機関やフォーラムにおける連携強化、ならびに共通のルールと法の支配に基づく国際秩序の維持への取り組みに表れている」としています。
メローニ首相は中東のオマーンから日本に到着しており、週末には公式訪問のため韓国も訪れる予定です。