韓米軍、合同野外訓練を終了

韓国軍は、8月に再調整された約40回の野外訓練のうち、22回を完了したと発表しました。

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韓国は、二国間防衛条約の下で2万8,500人以上の米軍を受け入れています。 / Reuters

韓国軍は、今年8月に延期された米軍との合同軍事訓練をすべて完了したと、地元メディアが報じました。

聯合ニュースによると、アメリカ統合参謀本部(JCS)は、約40回の野外訓練のうち22回を完了したと発表しました。

JCSは、「年間を通じて均衡の取れた軍事態勢を維持するため、約40回の合同訓練のうち22回を再調整し、年内に完了しました」と述べています。

韓国は8月、米軍との合同訓練の一部を延期し、予定されていた約40回の訓練のうち半数近くを翌月にずらすと発表しました。

軍当局は延期の理由として、夏の猛暑や、訓練を年間を通して分散させることで軍事態勢を向上させる利点など、複数の要因を挙げています。

しかし、8月の決定は、李在明大統領の政権が北朝鮮との長年にわたる緊張関係を改善し、南北協力を再開する姿勢を示すものと見られています。

韓国は、1950年代の朝鮮戦争が休戦協定で終結し、正式な終戦には至っていないため、技術的には北朝鮮と戦争状態にあります。この状況の中、二国間防衛条約に基づき、2万8,500人以上の米軍を受け入れています。