ドナルド・トランプ大統領、30日の金曜日に米FRB議長候補を発表へ

長らく待たれてきたこの決定は、米国の中央銀行の独立性や、選挙における役割をめぐって、大きな論争を引き起こす可能性があります。

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トランプ氏は、現FRB議長ジェローム・パウエル氏を金利を巡って繰り返し批判している。(資料写真) / Reuters

米国のドナルド・トランプ大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)の議長候補を金曜日に発表することを明らかにしました。

この決定は、トランプ大統領が1年以上にわたり、FRB議長のジェローム・パウエル氏を厳しく批判してきた流れの中で下されたものです。パウエル氏の任期は5月に終了する予定です。

トランプ大統領は木曜日、記者団に対し、「議長は明日の朝に発表します。非常に尊敬され、金融界では誰もが知る人物になるでしょう」と述べました。

またトランプ大統領は、候補者について「数年前であれば、この職に就いていてもおかしくない人物だ」と示唆し、元FRB議長のケビン・ウォーシュ氏を指名するのではないかとの憶測を強めました。

トランプ大統領が経済成長を促進するため、FRBに利下げを求めて圧力を強める中、緊張は一段と高まっています。一方で、パウエル氏はより慎重な姿勢を取り続けています。

今月、トランプ大統領がFRB本部の改修費用を批判したことを受け、司法省はFRBに対して召喚状を出しました。

これに対しパウエル氏は、異例の声明を発表し、「刑事訴追の脅しは、中央銀行が公共の利益に最もかなう形で金利を決定した結果だ」と述べました。

スコット・ベッセント財務長官が主導する候補者選定は、ケビン・ウォーシュ氏、クリストファー・ウォラー氏、リック・リーダー氏、ケビン・ハセット氏の4人に絞られています。

パウエル氏の議長としての任期は3か月後に終了しますが、理事としての任期は2028年まで続きます。

仮にパウエル氏が理事にとどまることを選択した場合、トランプ大統領が理事会の多数派を掌握することは難しくなります。

パウエル氏は28日の水曜日の記者会見で、理事に残るかどうかについての言及を避けましたが、後任に対しては「選挙政治に関わってはいけない。決してそうしてはならない」と助言しました。