ガザで新生児が凍死、イスラエルの停戦失敗で冬の犠牲拡大
支援の制限や壊れたインフラの影響で、避難した家族が厳しい状況に置かれており、停戦が宣言されても子どもの犠牲が増え続けています。
ガザ南部でパレスチナの新生児が極度の寒さで死亡し、イスラエルが停戦合意を完全に履行できていないため、生活環境が依然として厳しい状況にあることが浮き彫りになりました。戦闘が緩和されるはずの数か月経っても、民間人の命が奪われ続けています。
ハンユニスのナセル病院の医療関係者によると、27日齢のアイシャ・アエシュ・アル・アガ嬢が土曜日、極度の寒さで死亡しました。これにより、冬季の寒さが原因で死亡した子どもは、ガザ保健省によると今シーズン開始以来8人となっています。
また、この新生児の死亡は、イスラエルの戦争でガザの民間インフラの約90%が破壊され、数十万人のパレスチナ人がテントや構造上危険な建物で避難生活を続けている中で、ガザ政府広報局によると発生しました。
イスラエル、停戦合意を履行せず
2025年10月10日に発効した停戦の第一段階にもかかわらず、イスラエルは通行ゲートの再開や、十分な食料、医療物資、燃料、避難用資材の搬入など、主要な義務を履行していません。
パレスチナ当局によると、これらの制限により人道的な苦境が深刻化し、家族は厳しい冬の気候から子どもを守ることができない状況に置かれています。
最近の嵐により、避難用テントが破壊され、仮設キャンプが浸水し、イスラエルの砲撃で既に損傷していた建物が倒壊するなど、危機が一層深刻化しています。倒壊した瓦礫の下に住民が取り残されるケースもあります。
パレスチナ側は、2023年10月以降の戦争で7万1,000人以上が死亡(大半は女性や子ども)、17万1,000人以上が負傷した後に成立した停戦にもかかわらず、イスラエルが繰り返し停戦を破っていると非難しています。ガザ保健省によると、停戦開始以降、少なくとも464人が死亡、約1,280人が負傷しています。
人道支援団体は、援助物資の自由な搬入や十分な避難場所が確保されなければ、特に子どもを中心とした防げる死が今後も続くと警告しています。