北朝鮮兵の撤退報道、クレムリンはコメント控える

西側メディアとウクライナ当局は、北朝鮮兵がウクライナの最前線から撤退していると報じています。

「正しいものも間違ったものも含め、さまざまな主張があります」 とクレムリン報道官のドミトリー・ペスコフ氏は記者団に語りました。/写真:ロイター・アーカイブ / Reuters

クレムリンは、ロシア軍と共に戦う北朝鮮兵が前線から撤退したという報道について、コメントを控えています。

西側、韓国、ウクライナの情報機関は、北朝鮮がロシア軍を支援するために1万人以上の兵士を西部クルスク州に派遣したと述べています。ウクライナ軍はこの地域で越境攻勢を強めています。

米国およびウクライナ当局の情報を引用し、『ニューヨーク・タイムズ』は木曜日、北朝鮮兵が前線から撤退し、戦闘で大きな損害を受けた後、約2週間にわたり戦闘の姿が確認されていないと報じました。

ウクライナ大統領顧問のミハイロ・ポドリャク氏は水曜日、「ウクライナ特殊作戦部隊の報告によると、一部の北朝鮮部隊がクルスク州の前線から撤退した」と述べました。

「コメントする価値はない」

報道について問われたクレムリン報道官のドミトリー・ペスコフ氏は、コメントを控えました。

「正しいものも間違ったものも含め、さまざまな主張があります」と同氏は記者団に語りました。

「毎回コメントする価値はありません」 と付け加えました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がクルスク州で捕虜とした北朝鮮兵の映像を公開しました。

キエフおよび西側諸国は、北朝鮮兵の投入を3年に及ぶ戦争の重大なエスカレーションとして非難しています。