イスラエル兵1人死亡、9人負傷 レバノン南部で

レバノン国境付近での新たな衝突は、不安定な停戦の実態を浮き彫りにしています。米国の仲介で成立した10日間の停戦にもかかわらず、イスラエル軍による攻撃は続いています。

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一時停戦が続く中、イスラエルによるレバノン南部への侵攻は継続しており、新たな衝突と死傷者の発生が報告されています。 / AA

イスラエル軍は日曜日、レバノン南部で予備役兵士1人が死亡し、9人が負傷したと発表しました。越境戦闘の停止を目的とした一時的な停戦が続く中での死者発生となりました。

軍はこの兵士をリドール・ポラット陸軍上級曹長(31歳)と確認し、レバノン南部での作戦中に死亡したと明らかにしました。また同じ事案で9人の兵士が負傷し、うち1人は重篤な状態にあるとしています。

今回の死亡により、イスラエルがレバノンへの地上侵攻を強化した3月2日以降に死亡したイスラエル兵の数は15人に上りました。

レバノン停戦、依然として脆弱な状況

今回の衝突は、国境沿いの敵対行為の緩和を目的に木曜日の現地時間深夜0時に発効した、イスラエルとレバノンの間の10日間の一時停戦中に発生しました。

トランプ米大統領が双方の停戦合意を発表し、数週間にわたる激しい衝突に歯止めがかかるとの期待が高まっていました。

ネタニヤフ首相は停戦受け入れを表明しつつも、イスラエル軍がレバノン南部の占領地域での駐留を継続する方針を明確にしました。

停戦合意後もイスラエル軍は攻撃を継続し、ヒズボラの拠点やインフラを標的にした作戦であると説明しました。

交戦が続く中、停戦の持続性に疑問符が付く事態となっており、国境沿いでは依然として緊張が高い状態が続いています。