中国、ロンドン新大使館計画の合法性を強調

ロンドンは、地元住民や政界から長年反対を受け停滞していたロイヤル・ミント・コートの大使館計画を承認しました。英中関係が関与再開へと動く中での判断です。

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ロンドンで中国が計画する大型大使館の建設予定地であるロイヤル・ミント・コートの前を歩く男性。2026年1月20日。 / Reuters

中国外務省の報道官は、中国が英国で計画している新たな大使館建設について、国際的な外交慣行および関連法令を完全に順守して進められていると述べました。

郭嘉昆(かく・かこん)報道官は水曜日の定例記者会見で、外交施設の建設に対し、受け入れ国が支援や便宜を提供することは国際的義務であると指摘しました。

英国は火曜日、中国によるロンドンでの欧州最大規模の大使館建設を承認しました。英中関係改善を目指す動きとされる一方、英米の一部政治家からは安全保障上の懸念も出ています。

郭報道官は、今回の計画の承認手続きについて、国際的な外交慣行および英国の法的手続きに則って進められたと述べました。

約200年の歴史を持つロイヤル・ミント・コート跡地に中国が新たな大使館を建設する計画は、地元住民や議員、英国内の香港民主派活動家らの反対により、3年間停滞していました。

今回の承認は、キア・スターマー首相が来週にも予定する中国訪問を前に下されました。英国首相の訪中は2018年以来で、一部の英中関係者は、訪問が大使館計画の承認を条件としていたとの見方を示しています。

訪中について問われた郭報道官は、具体的な説明を避けつつ、中国と英国の協力と交流の深化は、両国のみならず、「不安定で混迷する」世界情勢の中で国際社会全体の利益にも資するとの認識を示しました。

関係者によると、スターマー首相の訪中に合わせ、英国と中国は、かつて「黄金時代」と呼ばれたビジネス対話の再開を目指しており、双方の主要企業の幹部が参加する見通しです。