トランプ米大統領はイランへの核兵器使用を明確に否定する一方、2週間の停戦中にイランが軍備を再補充した可能性を示唆しました。
木曜日、ホワイトハウスで記者の質問に答えたトランプ大統領は「ノーだ。核兵器なしでイランを完全に壊滅させたのに、なぜそれを使う必要があるのか」と言い切りました。
「核兵器はいかなる国も使用を認められるべきではない」とも強調しました。
さらに停戦期間中にイランが「ある程度」軍備を補充した可能性はあるとしながらも、米国はそれを速やかに無力化できると自信を示しました。
「イランの海軍は壊滅し、空軍も防空システムも失われた。休戦の2週間でいくらか補充したかもしれないが、そうであれば1日で叩き潰せる」とトランプ大統領は語りました。
「最善の合意を実現したい。今すぐ合意することもできるが、それは望まない。永続的なものにしたいのだ」とも述べました。
トランプ大統領は4月7日、イランに対して「文明全体が今夜滅びる、二度と戻ることはない」と警告しましたが、その数時間後に停戦を受け入れ、米・イスラエルが始めたこの戦争での停戦をその後も延長し続けています。
ホルムズ海峡
トランプ大統領はまた、米国がホルムズ海峡を「完全に掌握している」と述べ、交渉がまとまるまで閉鎖を維持していると明かしました。
「イラン側が『海峡を開放することに同意する』と言ってきた。私のスタッフは皆喜んだが、私は違った」とトランプ大統領は語りました。
「『待ってくれ、海峡を開ければイランは1日5億ドルを稼ぐことになる。この問題が解決するまでそんな稼ぎを許すつもりはない。閉鎖を決めたのは私だ』と言った」と続けました。
ガソリン価格については、米国民は「しばらくの間」高値を覚悟すべきだと記者団に述べました。
米・イスラエルによるイランへの攻撃は世界的なエネルギー価格の高騰を招いています。
またトランプ大統領は、「われわれの都市や中東全体を吹き飛ばそうとする核兵器を持たない」イランを目指していると記者団に語りました。
イラン側は核兵器を求めていないと否定しており、国連の核監視機関も、戦闘が始まる前の時点では核爆弾の製造が差し迫った状況にはなかったという見方を示しています。
これに対し、これまで実戦で核兵器を使用した唯一の国は米国で、第二次世界大戦の終盤には日本の広島と長崎に原爆を投下し、合わせて21万4千人余りの人命が失われています。
また、米国の同盟国であるイスラエルは、核兵器を保有していることが広く知られていますが、公式にはこれを認めていません。











