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エルドアン大統領、中東和平にはイスラエルの挑発停止が必要と強調
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、地域の安定とイランを巡る緊張緩和を呼びかけ 「恒久的な平和には短期的な利害を捨てる必要がある」と強調しました。
エルドアン大統領、中東和平にはイスラエルの挑発停止が必要と強調
エルドアン大統領は、「地域に恒久的な安定を望むのであれば、誰もが短期的な利害計算を脇に置かなければならないと述べた。 / AA

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、NATO同盟国および欧州連合(EU)とのより強固な地域協力、防衛能力の強化、新たな外交対話の推進に向けた取り組みを継続すると述べるとともに、中東の安定を呼びかけました。

エルドアン大統領は、カザフスタンからの帰国便の機内で15日の金曜日に記者団に対し、米国とイスラエルによるイランへの攻撃に言及したうえで、「まずイスラエルによる挑発行為を無力化し、その後に真の平和を築くことが必要だ」と述べました。

またエルドアン大統領は、「地域に恒久的な安定を望むのであれば、誰もが短期的な利害計算を脇に置かなければならない。各国は国際企業や域外国の利益ではなく、自国と国民の権利を守るべきだ」と語りました。

さらにエルドアン大統領は、中東における恒久的な平和には、緊張を激化させる行動や短期的な政治的思惑を終わらせる必要があると強調しました。

今回の首脳会議について、トルコにとってもう一つ重要な点は、北キプロス・トルコ共和国が会議に参加したことだと述べ、「北キプロス・トルコ共和国がテュルク諸国機構の活動に参加することを非常に重視している。テュルク世界もその責任を果たし、キプロスのトルコ系住民を温かく迎え入れている」と説明しました。

またエルドアン大統領は、今年秋にトルコが主催する第13回首脳会議を通じて引き継ぐ議長国任期の間、テュルク諸国機構をさらに高い段階へ押し上げていくと付け加えました。

「国家防衛において新たな時代が始まる」

エルドアン大統領は、今後開催されるNATO首脳会議にも言及し、「地域および世界における最近の情勢は、アンカラ首脳会議の重要性をさらに高めている。アンカラでは、同盟の将来や今後の世界安全保障体制の形に関する重要な決定が下されることを期待している」と述べました。

またエルドアン大統領は、トルコをEUにとって「大きな機会」と位置づけ、EUがこの機会を十分に活用するかどうかという歴史的な決断に直面していると語りました。

ワシントンとの防衛協力については、F-35戦闘機計画を巡る協議が継続していることを明らかにし、「F-35に関する我々の要求は明確だ。担当者たちは米国側と接触を続けている。前向きな結果を期待している」と述べました。

さらに、トルコが国産開発を進める第5世代戦闘機「KAAN」計画にも触れ、これを同国の防衛産業におけるより大きな変革の始まりだと位置づけました。

エルドアン大統領は、「KAAN計画は日々前進している。プロセスが完了すれば、この分野で新たな物語が始まることになる。KAANは我々にとって第一歩だ。さらに優れたもの、さらに強力なものも作ることができるし、実際に作っていく」と語りました。