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ハンタウイルス集団感染のクルーズ船、米国人乗客の検査で陽性確認
MVホンディウス号では、乗客3人が死亡し、多くの人が通常はげっ歯類の間で広がるこのまれな感染症に感染していました。
ハンタウイルス集団感染のクルーズ船、米国人乗客の検査で陽性確認
クルーズ船「MVホンディウス」でハンタウイルス感染を確認。/ 写真:AA

米国保健福祉省は、ハンタウイルスの感染が確認されたクルーズ船から帰国した米国人17人のうち、1人の検査結果が陽性だったと発表しました。

同省は10日の日曜日の声明で、「1人の乗客には軽度の症状が見られ、別の乗客についてはPCR検査でアンデスウイルスが低レベルで陽性だった」と明らかにしました。

また、両者は「最大限の予防措置」として、帰国便の生物学的防護ユニット内で移送されたと説明しました。

スペイン領カナリア諸島で下船した米国人乗客らは、米ネブラスカ州の専用施設へ搬送される予定で、軽度の症状が確認された乗客については別の施設に移送されるということです。到着後には臨床評価が行われ、健康状態に応じた治療や支援が提供されるとしています。

MVホンディウス号ではこれまでに乗客3人が死亡しており、多くの人が通常はげっ歯類の間で広がるこのまれな感染症に感染しました。

ハンタウイルスは一般的に感染したげっ歯類を介して広がりますが、今回の感染拡大を引き起こした型は、人から人への感染も確認されています。

これに先立ち、MVホンディウス号から避難したフランス人乗客1人が、帰国便の機内でハンタウイルスの症状を示していました。

一方、スペイン当局は、感染したげっ歯類が海岸へ到達する可能性についての懸念を否定し、「アンデス山脈のげっ歯類が海を泳いで海岸へ到達する可能性はゼロだ」と説明しました。