フィダン外相は木曜日から2日間の日程で英国を公式訪問し、外交筋によると、クーパー英外相や英議会議員をはじめとする関係者と会談を行う予定です。
ロンドン滞在中は、オックスフォード大学グローバル歴史センターおよびグローバル・オーダー・プログラムが主催するイベントで講演するほか、在英トルコ人コミュニティの代表や経済界関係者とも面会する見通しです。
外交筋によれば、フィダン外相はトルコと英国の関係が良好な方向に向かっていることへの満足感を示すとともに、既存の協力関係の拡大や多角的な形での関係深化に向けた共同取り組みについても協議する見込みです。
また、二国間貿易の拡大に向けて現行の自由貿易協定を改定する交渉を完了させることの重要性についても強調する見通しです。
フィダン外相はさらに、英国に暮らす約50万人のトルコ系コミュニティが、両国間の人的・文化的・経済的なつながりを強化する上で最も重要な要素の一つであると訴える見込みです。
外交筋によれば、外相はトルコ国民の永住許可申請の審査が遅延していることへの懸念を提起し、問題の早期解決に向けた迅速な対応を英側に求める方針です。
また今回の会談では、防衛産業協力の強化や、原子力・再生可能エネルギーを含むエネルギー分野での連携深化に向けた強い政治的意志が双方から示される見通しです。
英国、トルコの輸出先として第2位の市場に
外交筋によると、フィダン外相は会談においてEUの安全保障・防衛イニシアチブをNATOと緊密に協調させながら推進することの重要性を訴える考えです。
地域情勢をめぐっては、パキスタンが仲介するイラン・米国間の協議の動向、ホルムズ海峡情勢の展開、そしてロシアによるウクライナ侵攻を公正かつ持続可能な和平をもって終結させるための国際的な外交努力が主要議題として浮上する見込みです。
フィダン外相はさらに、ガザ停戦と二国家解決を損なうイスラエルの行動に対し、国際社会が原則ある断固とした結束した立場をとる必要性を強調する見込みです。またパレスチナの人道状況を国際的な議題の最前線に置き続けることの重要性と、シリアにおける長期的な安定と復興を促す取り組みを支援することの重要性についても言及する方針です。
今回の訪問は、両国間で相次いだ最近のハイレベル接触を受けたものです。
英国のスターマー首相は2025年10月27日にトルコを訪問し、エルドアン大統領と会談。トルコによるユーロファイター・タイフーン戦闘機の調達を確定させる協定が署名されました。
フィダン外相がロンドンを訪れたのは2024年10月30日が直近で、昨年3月2日から3日にかけては英国がロンドンで主催したウクライナ問題に関する会合にも出席しています。また先週土曜日にはアンタルヤ外交フォーラムの傍らでクーパー英外相と会談しました。
英国はトルコにとって主要な貿易相手国の地位を維持しています。外交筋によると、2025年の二国間貿易額は260億ドルに達しており、双方は300億ドルへの拡大を目標としています。
英国は2025年、トルコの輸出先として第2位の市場に浮上し、外国投資・観光分野でもトップ3入りを果たしました。2002年から2025年の間に英国からトルコへの投資累計額は145億ドル、トルコから英国への投資は35億ドルに達しています。2025年には英国からの観光客が430万人にのぼりました。
現行の自由貿易協定の拡充に向けた交渉は継続中で、外交筋によれば2026年中の妥結を目標に協議が進められています。




















