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アメリカの議員ら、トランプ氏にグリーンランドをめぐりデンマークの主権尊重を求める
ホワイトハウスがグリーンランドをめぐり「選択肢は排除されていない」との見解を示したことを受け、米上院の与野党指導部はデンマークを信頼できる同盟国だとして擁護しました。
アメリカの議員ら、トランプ氏にグリーンランドをめぐりデンマークの主権尊重を求める
米議員は、NATO同盟国への圧力は同盟を弱体化させると警告した。(資料写真) / Reuters
2026年1月7日

火曜日、アメリカ上院の共和党・民主党の両党議員は、トランプ政権に対し、デンマークの主権と領土的一体性を尊重するよう求めました。また、いかなる北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対しても圧力をかけるような行為は、同盟が守るべき自己決定の原則を弱体化させると警告しました。

民主党のジーン・シャヒーン議員と、共和党のトム・ティリス議員は、超党派の上院NATO監視グループの共同議長として発表した共同声明の中で、デンマークは信頼できる同盟国であると強調しました。声明では、2001年9月11日の同時多発テロ後に提供された軍事支援や、近年の防衛費の増額が、その具体例として挙げられました。

声明はさらに、「デンマークとグリーンランドが『グリーンランドは売り物ではない』と明確に示している以上、アメリカ合衆国は条約上の義務を果たし、デンマーク王国の主権と領土的一体性を尊重すべきだ」としています。

また、「別のNATO同盟国に圧力をかけたり、外部からの強制を示唆したりするいかなる提案も、同盟が守るために存在している自己決定の原則を損なう」との文言も盛り込まれました。

声明は最後に、「ウクライナで戦争が続き、ロシアや中国から北極圏およびインド太平洋地域での脅威が高まる中、NATO内部に注意をそらす要因や分断が生じる余地はない」と強調しています。

「国家安全保障」

上院議員らの反発は、ホワイトハウスが、トランプ政権がグリーンランドを取得するための選択肢について、軍事的手段を含めて検討していると明らかにしたことを受けて起きました。

ホワイトハウスの報道官カロライン・レビット氏は、「大統領とそのチームは、この重要な外交政策目標を達成するため、さまざまな選択肢を協議している。もちろん、アメリカ軍を使用することも、最高司令官の権限の下で常に選択肢の一つだ」と述べました。

ベネズエラでニコラス・マドゥロ大統領が拘束されたとされるアメリカ軍の作戦から1日後のことです。ドナルド・トランプ大統領は日曜日、「国家安全保障」を理由に、グリーンランドを取得すべきだとの主張を改めて繰り返しました。

グリーンランドに対するアメリカの行動の可能性について問われたトランプ氏は、
「国家安全保障の観点から、我々にはグリーンランドが必要だ。デンマークにはそれができない」と語りました。

グリーンランドは、デンマーク王国の一部を成す自治地域であり、主権をアメリカに移譲するとの提案をこれまで繰り返し拒否してきました。

これに対し、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、トランプ氏に対し、
「脅しをやめるべきだ」と強く呼びかけました。

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