8時間前
世界食糧計画(WFP)は30日、中東紛争によって「サプライチェーンで最も深刻な混乱」が生じており、7万トンの食料支援に影響が出ていると明らかにしました。
WFPのコリーン・フライシャー供給チェーン担当責任者はジュネーブで記者団に対し、「我々にとって、これはコロナ禍やウクライナ戦争の開始以来、最も深刻なサプライチェーンの混乱だ」と述べました。
その上で、現在「中東の戦争の影響を受けている食料は7万トンに上る」と説明し、ホルムズ海峡に関連した広範な混乱のため、輸送が遅れたり港で滞ったりしているとしました。
フライシャー氏は「船が港に足止めされ、接岸できず、出港できず、コンテナが荷揚げされないという、上流部分全体に影響が出ている」と述べ、「グローバルなサプライチェーンの完全な混乱」が起きていると語りました。
フライシャー氏は、影響は中東地域にとどまらず、アフリカ経由の航路変更によって「約25日から30日の輸送期間」の延長と、「15%から25%」のコスト増加が生じていると警告しました。
またWFPは、優先的な貨物の輸送確保を求める一方、割増料金の免除を交渉し、「これまでに約150万ドルのコスト回避を実現した」と述べました。
そのうえで、人道支援のニーズが高まっていることに対して警鐘を鳴らしました。
フライシャー氏は、6月までにさらに4500万人が深刻な飢餓に直面するという見通しを示し、人道支援への資金が低水準にある現状では、支援需要の増加とコストの上昇により支援を届けられなくなる恐れがあると警告しました。
その上で、コスト上昇や航路変更が世界各地の食料価格の上昇につながるとして、大きな懸念事項だと述べました。
情報源:TRT World & Agencies





