トルコ共和国のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イランにおける民間人の犠牲に深い悲しみを表明し、平和の実現に貢献するため、停戦に向けた外交努力を強化すると述べました。
大統領は2日の月曜日、首都アンカラで開かれた行事で演説し、「隣人であり兄弟国のイラン国民の苦しみを共有しています。あらゆる戦争と同様に、今回も紛争の重荷を民間人や何の罪もない無辜の子どもたちが背負っている現実を見ることは、非常に悲しいことです」と語りました。
またエルドアン大統領は、停戦が実現し、地域に平穏が再びもたらされるまで、あらゆるレベルでの接触を強化していくと述べました。
さらに、エルドアン大統領は、土曜日以降、多くの首脳と包括的な協議を行ってきたことを振り返り、「私たちは平和の側に立っています。これ以上血が流れず、涙が止まり、わが地域が長年待ち望んできた恒久的な平和を取り戻すことを望んでいます」と述べました。
エルドアン大統領は、トルコの最優先事項は停戦の実現と対話の扉を開くことだと強調し、「必要な対応がなされなければ、紛争は地域的および世界的な安全保障に深刻な結果をもたらすでしょう。このような過程が生み出す経済的および地政学的な不確実性を、誰も背負うことはできません。そのため、火がこれ以上広がる前に鎮めなければなりません」と述べました。
NATO事務総長との電話会談
エルドアン大統領は、イランへの攻撃とそれに伴う戦闘を受け、NATOのマルク・ルッテ事務総長と電話会談を行いました。
トルコ共和国大統領府通信局の発表によりますと、エルドアン大統領はルッテ事務総長に対し、トルコが「地域における紛争の進展を慎重に注視している」こと、そして「恒久的かつ持続可能な平和のためには外交に機会を与えることが重要だ」と伝えました。
またエルドアン大統領は、アンカラで開催予定のNATO首脳会議に向けた準備が進められていることに触れ、「トルコは首脳会議をふさわしい形で開催する」と述べました。
これに対しルッテ事務総長は、NATOが「360度の視点から同盟国の安全確保に引き続き貢献していく」と述べました。
米国とイスラエルは2月28日の土曜日、イランに対して大規模な攻撃を開始し、その後の攻撃で最高指導者アリー・ハメネイ師を含む多くのイラン高官が死亡したと伝えられています。
これに対しテヘランは、湾岸諸国にある米国関連施設を標的とした無人機およびミサイル攻撃で報復しました。これらの攻撃により多数の死傷者が発生し、米兵6人が死亡、数人が重傷を負ったとされています。
イラン赤新月社は、土曜日以降の米国およびイスラエルによる空爆での死者数が555人に達したと発表しました。










