インド各地で記録的な高温が続く中、複数の州が熱中症対策などの救済措置を相次いで打ち出しています。
インド気象局は水曜日に発表した声明で、ヒマラヤ地域やビハール州北東部、インド北東部を除く国内のほとんどの地域で、最高気温が40度から46度の範囲に達していると明らかにしました。
また、月曜日には北部ウッタル・プラデーシュ州のバンダで、今季最高となる47.6度を記録したと発表しました。
気象局は「中部インドの一部地域では4月28日まで熱波が続く見込みで、その後は収まる方向」と見通しを示しました。
気象の専門家らは、今年はインドで例年より早く熱波が発生していると指摘しています。
インドの民間気象会社スカイメット・ウェザー・サービスの副社長マヘシュ・パラワット氏はアナドル通信に対し、「乾燥した天候が続いたことなど、複数の要因が重なっている」と述べ、水曜日以降は天候の変化により状況が改善される見通しだと説明しました。
猛暑が市民生活に深刻な影響を及ぼす中、インドの複数の州が対策を発表しています。
首都ニューデリーの当局は今月初め、学校向けの措置として、児童・生徒が定期的に水分を補給できるようベルを鳴らす取り組みなど、複数の暑さ対策を導入したと明らかにしました。
労働者への休憩時間の義務化
デリーのレカ・グプタ首席大臣は、市民の安全確保に向け、全部門に詳細な指針を通達したと明らかにしました。
グプタ氏が発表した措置には、午後1時から4時までの労働者への休憩時間の義務化のほか、飲料水と日陰の確保が含まれています。
また、学校では子どもたちへの冷水供給を優先するとともに、交通局がバス停に給水カウンターを設置すると述べました。
他の州でも学校の時間割の変更など独自の対策が進められており、東部オディシャ州の当局は熱波の状況を受け、月曜日から学校の夏休みを前倒しで実施すると発表しました。
同州では、実施中の国勢調査に従事していた教師2人が熱射病とみられる症状で死亡する事態も起きています。
国内各地で気温が急上昇する中、医師らは市民に対して十分な予防策を講じるよう呼びかけています。
北インドの呼吸器内科専門医、D・バヘラ医師はアナドル通信に対し、「気温の状況を踏まえ、市民は予防策を徹底してほしい。高齢者など体の弱い人々は特に注意が必要だ」と訴えました。
複数の病院では対応強化が進められており、ニューデリーのラム・マノハル・ロヒア病院は熱射病患者の専門治療ユニットを新設しました。













