レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、7月7日から8日に首都アンカラで開催されるNATO首脳会議について、「経験共有の最も重要な場となる」と述べました。
エルドアン大統領は30日、イスタンブールで開かれたNATO議会議長サミットに合わせて開催された歓迎昼食会で演説し、トルコは地域危機への対応における卓越した能力と、NATOで培ってきた豊富な経験を同盟国と共有していると強調しました。
また、エルドアン大統領は、大陸と文化が交わる都市イスタンブールで参加者を迎えられたことを大変うれしく思うと述べるとともに、NATO議会議長サミットが実り多いものとなることへの期待を示し、開催に尽力した関係者に感謝の意を表しました。
エルドアン大統領は、この会議は7月7日から8日にアンカラで開催されるNATO首脳会議を前に開かれることから、特別な意義を持つと述べました。また、「このサミットは加盟国の議会間の協力と連帯を象徴するものであり、開催に尽力したすべての関係者に敬意を表するとともに、成功を祈る」と語りました。
さらに、欧州・大西洋地域の安全保障は歴史的な転換点を迎えていると指摘し、NATOの東部および南東部で続く戦争や地域紛争、テロ、不法移民などの脅威を受け、安全保障の考え方を見直す必要があると強調しました。そのうえで、「これまでの前提が次々と崩れ、不安定さや緊張が増す一方で、将来を見通すことが難しい不確実な時代のただ中にある」との認識を示しました。
エルドアン大統領は、現在の地政学的な状況によりNATOの役割はこれまで以上に重要になっていると強調しました。そして、トルコは新たな時代の流れを的確に読み取る国の一つであり、危機地域と1,800キロを超える国境を接する地理的条件に加え、強力な軍隊や近代的な軍事力、発達した防衛産業を背景に、70年以上にわたりNATOの安全保障に貢献してきたと述べました。また、NATOの任務にも積極的に参加し、地域危機への対応能力や同盟内で培った豊富な経験を加盟国と共有しているとしたうえで、「アンカラ首脳会議は経験共有の最も重要な場となる」と語りました。
さらに、アンカラ首脳会議には加盟国だけでなく世界各国からも高い関心が寄せられていると述べました。そのうえで、各国の議員には最も基本的な人権である生命を守るという重要な責任があると指摘し、人々が将来にわたって平和と繁栄の中で暮らせる環境を整えることが求められていると強調しました。また、首脳会議では加盟国それぞれの安全保障上の懸念を尊重し、同盟の結束と連帯を一層強化する成果が得られることへの期待を示しました。





















