EU欧州委員会のカヤ・カラス副委員長兼外務・安全保障政策上級代表、拡大担当のマルタ・コス委員、内務・移民担当のマグヌス・ブルンナー委員が、きょうトルコを訪問します。
3人の欧州委員は、ハカン・フィダン外相と会談する予定です。
フィダン外相は会談で、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が掲げるビジョンに基づき、EUへの完全加盟が引き続きトルコの最も重要な戦略目標の一つであることを改めて示す見通しです。また、国際情勢が一段と厳しさを増す中、EU加盟候補国であるトルコとEUの関係を、共通の利益に基づいた建設的な枠組みで発展させていくことの重要性を強調するとみられています。
さらにフィダン外相は、EU拡大政策は公平かつ能力に基づく原則のもとで進められるべきだと指摘し、トルコが他の加盟候補国と同等の立場で、あらゆる手続きや協議に参加できるよう求める考えです。また、トルコのEU加盟はトルコだけでなく、EUにとっても競争力や強靱性、さらには国際社会での影響力を高める戦略的な利益になるとの認識を示す見通しです。
このほか、フィダン外相は、2019年7月15日にEU外相理事会が採択した対トルコ制限措置の全面撤廃をはじめ、EU側に具体的かつ前向きな対応を求めるほか、2025年7月15日に採択されたシェンゲンビザ運用改善決定について、トルコ国民やトルコのトラック運転手を含むすべての対象者が恩恵を受けられるよう、実効性のある形で運用されることへの期待を伝えるとみられています。
EU欧州委員会の委員3人が同時にトルコを訪問することは、変化する国際情勢の中でEUがトルコとの関係をこれまで以上に重視していることの表れと受け止められています。
また、EUのアントニオ・コスタ欧州理事会議長とウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長も、7月7日と8日に開催されるNATOアンカラ首脳会議に合わせてトルコを訪問する予定です。
EUはトルコにとって最大の貿易相手であり、トルコはEUにとって5番目に大きな貿易相手国です。2025年の双方の貿易総額は、およそ2,330億ドルに達しました。






















