トルコ
3分読む
エルドアン大統領とメローニ首相、アンカラでのNATO首脳会議を前に防衛協力を協議
エルドアン大統領は、トルコで開催されるNATO首脳会議を前に、とりわけ防衛産業分野を中心に、イタリアとの協力関係をさらに強化していきたいとの考えを示しました。
エルドアン大統領とメローニ首相、アンカラでのNATO首脳会議を前に防衛協力を協議
エルドアン大統領は、特に防衛産業分野を中心にイタリアとの協力をあらゆる分野で強化していく考えを示した。 / AA

トルコ共和国のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イタリアのジョルジャ・メローニ首相と電話会談を行い、二国間関係のほか、地域情勢や国際情勢について意見を交わしました。

トルコ大統領府通信局によりますと、エルドアン大統領は、特に防衛産業分野を中心にイタリアとの協力をあらゆる分野で強化していく考えを示し、両国関係をさらに発展させるため新たな取り組みを進める重要性を強調しました。

また、来週アンカラで開催されるNATO首脳会議について、加盟国の結束を一層強める機会になるとの期待を示しました。メローニ首相も首脳会議に出席する予定です。

第36回NATO首脳会議は、32の加盟国と9つの招待国から52人の首脳が参加し、7月7日から8日にかけてアンカラで開催されます。

トルコとイタリアの関係が深化

2024年の両国の貿易額は322億ドルに達し、2025年4月にローマで開かれた首脳会談では、貿易目標を400億ドルへ引き上げることで一致しました。イタリアはトルコにとって主要な輸出先の一つであり、2025年の対イタリア輸出額は124億ドルと過去最高を記録しました。

防衛産業分野での協力も拡大しています。2025年には、トルコのバイカル社とイタリアのレオナルド社が無人技術分野の合弁会社を設立したほか、同年6月にはバイカル社がイタリアの航空機メーカー、ピアッジオ・エアロスペースを買収しました。

また、イタリアは、カスピ海産天然ガスを南イタリアへ輸送するトランス・アドリアティック・パイプライン(TAP)を含む「南部ガス回廊」を通じて、トルコの重要なエネルギーパートナーとなっています。現在、イタリアには約5万人のトルコ人が暮らしており、2025年にはおよそ74万人のイタリア人観光客がトルコを訪れました。