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「戦争反対」 スペイン首相、米国への盲目的な追従を拒否
スペインのペドロ・サンチェス首相は、イラク戦争の教訓に言及しながら、「世界にとって有害な行為」に対して、報復を恐れて加担することはないと強調しました。
「戦争反対」 スペイン首相、米国への盲目的な追従を拒否
サンチェス首相、スペインの立場は明確に「戦争に反対」だと表明 / AFP
15時間前

スペインのペドロ・サンチェス首相は4日の水曜日、中東での軍事的緊張の高まりを受け、「盲目的で従属的な」同調を強く拒否するとともに、イスラエル、米国、イランの間で直ちに停戦を実現するよう求めました。

サンチェス首相は、米国のソーシャルメディア「X」に投稿した動画メッセージの中で、スペインの立場は明確に「戦争に反対」だと表明しました。

また、2003年のイラク戦争に直接言及し、「アゾレス諸島の精神」に警鐘を鳴らしました。これは2003年のアゾレス首脳会議を指し、当時の米国大統領のジョージ・W・ブッシュ氏、英国首相のトニー・ブレア氏、スペイン首相のホセ・マリア・アスナール氏が外交努力を退け、イラク侵攻に先立ちサダム・フセイン政権に最後通告を突きつけた出来事を指します。サンチェス首相は、この決定がヨーロッパに「より不安定な世界」と「より悪い生活」をもたらしたと述べました。

さらにサンチェス首相は、スペインは「報復を恐れて」世界にとって「有害な行為」の共犯者になることはないと強調しました。

また、スペイン軍が現地にいる自国民のため、「昼夜を問わず」避難の仕組みを調整するために活動していることも明らかにしました。

演説の最後にサンチェス首相は、「わが国の経済力、制度の強さ、そして道義的な力を完全に信頼しています。そしてこのような時こそ、スペイン人であることをこれまで以上に誇りに思います」と述べました。

一方、米国とスペインの間では緊張が高まっています。マドリードはイランへの攻撃を非難するとともに、米国がスペイン国内の軍事基地を対イラン攻撃のために使用することを認めない姿勢を示しました。

これに先立ち、スペインのホセ・マヌエル・アルバレス外相は、基地の使用をめぐる緊張の中で、スペインが米国との軍事協力に同意したとの主張を「断固として否定」しました。

アルバレス外相はラジオ局カデナSERのインタビューで、ホワイトハウスの主張を否定し、「中東での戦争やイランへの爆撃によっても、スペイン政府の基地使用に関する立場は、たとえ一つのコンマさえも変わっていない」と強調しました。

この否定は、ホワイトハウスの報道官カロライン・リービット氏が、スペインが協力を受け入れたと述べた発言の後に出されたものです。リービット氏は、ドナルド・トランプ大統領が欧州の同盟国であるスペインに対し「すべての貿易を停止する」と警告した後、この合意が成立したと説明しました。

トランプ大統領の最後通告は、スペイン政府が米国によるイラン攻撃のために国内の基地を使用することを禁止したことを受けて出されたものでした。

リービット氏は記者団に対し、「スペインについて言えば、昨日のトランプ大統領のメッセージは非常に明確に伝わったと思います。そして私の理解では、スペインは米軍との協力に同意したため、米軍がスペイン側の関係者と調整を行っていると承知しています」と述べました。