トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、エジプトとの協力関係が地域の安定に貢献しており、アンカラとしてはこれを投資や貿易の分野で効果的に活用していきたいと述べました。
エルドアン大統領は、カイロで開催されたトルコ・エジプト・ビジネスフォーラムの閉会セッションで、「二国間貿易額を150億ドルに引き上げるという目標に向けて、エジプトのアブドルファッターフ・アッ=シーシ大統領と引き続き緊密に連携していく」と語りました。
また、エルドアン大統領は高級戦略協力評議会会合において、貿易および経済関係が詳細に協議され、関係の基盤を強化し、あらゆる分野で協力の範囲を拡大するための協定が署名されたことを強調しました。
さらに、世界経済を巡っては、保護主義や内向き志向が強まる一方で、繁栄を維持するためには協力が一層重要になっているとした上で、厳しさを増す環境の中でも、関係者の支援を得ながら両国経済が共に成長できるとの考えを示しました。
エルドアン大統領は、エジプトが貿易額80億ドルを超える規模で、トルコにとってアフリカ最大の貿易相手国であると指摘し、「エジプトの輸出先としてトルコはシェア7.4%で第3位、輸入元としてはシェア3.4%で第7位に位置している」と説明しました。
さらに、エルドアン大統領は、貿易担当大臣らが参加する高級貿易協議メカニズムの次回会合をアンカラで開催する予定だと明らかにしました。
エルドアン大統領は、自由貿易協定については、農産品も対象に含める形で更新するための作業を進めており、今年アンカラでの開催を目指している第6回合同委員会会合も、この方向で重要な前進を遂げることを目的としていると強調しました。
エルドアン大統領はまた、トルコがエジプトのさまざまな分野で行っている約40億ドル規模の投資が、現在およそ10万人のエジプト国民に雇用を提供していることを明らかにしました。
トルコ企業は高い輸出能力を持つ業界のリーダーであると述べたうえで、トルコの建設業者がエジプトで総額10億ドルを超える27のプロジェクトを請け負っていると語りました。
さらにエルドアン大統領は、エジプトの「ビジョン2030」の枠組みで計画されている14の新しいスマートシティ建設に、トルコ企業も参画することへの期待を示し、トルコのビジネス界に対する信頼とトルコ企業への支援に感謝の意をシーシ大統領に伝えました。
また、トルコの建設分野における技術力と基準を、エジプトの労働力と経験と結びつけることで、アフリカおよびアジア全域における大規模プロジェクトを成功裏に実現できると強調しました。







