JAXA=宇宙航空研究開発機構の山川宏理事長は、宇宙分野は日本とトルコがさらなる協力を進めるうえで大きな可能性を秘めているとし、国際宇宙会議「IAC 2026」は、両国の協力をさらに発展させる重要な機会になるとの考えを示しました。
国際宇宙航行連盟(IAF)が主催するIAC 2026は、トルコ産業技術省の調整のもと、トルコ宇宙庁(TUA)とSAHAイスタンブールの共同ホストにより、アンタルヤのNESTコンベンションセンターで開催されています。
山川理事長は会場でアナドル通信の取材に応じ、トルコが近年、宇宙分野で大きな進展を遂げていると評価しました。
日本とトルコは、特に衛星利用や災害対応における衛星データの活用で協力を進めています。山川理事長は、両国が宇宙だけでなく、経済や文化など幅広い分野で長年にわたり協力してきたとしたうえで、「宇宙もさらなる協力が期待できる分野です。IAC 2026を通じて、トルコとの協力をさらに発展させたい」と述べました。
また、日本は1955年から宇宙技術の開発に取り組んできたと説明し、宇宙への自立的なアクセスを確保することの重要性を強調しました。ロケットや衛星などの技術力をさらに高め、宇宙安全保障や宇宙経済、宇宙探査に活用するとともに、暮らしや経済、国家安全保障にも貢献していきたいとしています。
宇宙の持続可能な利用については、スペースデブリが大きな課題の一つだと指摘しました。日本では、地上の望遠鏡やレーダーなどを使ってスペースデブリを観測し、運用中の人工衛星との衝突を防ぐ取り組みを進めています。
さらに山川理事長は、今月、H3ロケット10号機を打ち上げる予定だと明らかにしました。
火星衛星探査計画「Martian Moons eXploration(MMX)」についても、火星の衛星フォボスから試料を地球に持ち帰ることを目指す探査機を今月打ち上げる予定だと説明しました。このミッションを通じて、フォボスや火星、太陽系の起源をめぐる謎の解明につながることが期待されています。























