政治
5分読む
ロシア、ゼレンスキー氏の4者和平協議案の議論は時期尚早と主張
クレムリンは、ゼレンスキー氏が署名した2022年の大統領令が、プーチン大統領の政権が続く限り有効であるため、対話の形式について議論するのは困難だと述べています。
00:00
ロシア、ゼレンスキー氏の4者和平協議案の議論は時期尚早と主張
モスクワは、ゼレンスキー氏に和平合意を締結する法的権限がないと主張しています。/写真:ロイター
2025年2月3日

クレムリンは月曜日、ウクライナのゼレンスキー大統領が提案した4者和平協議の枠組みについて議論するのは時期尚早だと発言し、同氏の選挙での正当性に対する懸念を改めて表明しました。

ゼレンスキー氏は、米国、ウクライナ、ロシア、欧州連合(EU)の4者による和平協議を支持すると述べ、『ワシントンとモスクワがウクライナ戦争の終結についてキエフを除外して協議するのは非常に危険だ』と警告しました。この発言は、土曜日に公開されたAP通信のインタビューで述べられました。

この発言は、ワシントンとモスクワがすでにウクライナについて接触していると示唆したトランプ氏の発言を受けたものです。

ただし、トランプ氏は詳細を明らかにしておらず、ロシア外務次官のセルゲイ・リャプコフ氏は1月27日、インターファクス通信の取材に対し、「モスクワとトランプ政権の間で直接的な接触はまだ行われていません」と述べました。

月曜日、ゼレンスキー氏が提案した今後の協議の枠組みについて問われたクレムリン報道官のドミトリー・ペスコフ氏は、記者団に対し「これまでのところ、交渉の参加者の組み合わせについて真剣に議論されたことはありません」と述べました。

「現時点では、ウクライナ大統領にそのような交渉を行う権利はないと考えています」 とも発言しました。

モスクワは以前から、ゼレンスキー氏が昨年、戒厳令下で5年の任期満了後に再選されなかったため、和平合意を締結する法的権限を持たないと主張しています。

キエフはこの立場を、交渉を複雑にするための不誠実な策略だとして拒否しています。

ペスコフ氏はまた、ゼレンスキー氏が2022年に署名した大統領令が依然として有効であり、プーチン大統領が政権を握っている限りロシアとの交渉を禁止しているため、協議の枠組みについて議論するのは困難だと述べました。

モスクワは、この大統領令の撤回が必要だと主張しています。

「この大統領令が有効なままでは、和平交渉の参加者について議論するのは時期尚早でしょう」 とペスコフ氏は述べました。

プーチン氏とトランプ氏は、トランプ氏の就任以来、まだ電話で会談していません。

月曜日、この問題について問われたペスコフ氏は、「接触が予定されているようだ」としながらも、現時点では新たな進展はないと述べました。

事情に詳しいロシアの関係者2人がロイターに語ったところによると、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が両首脳のサミット開催の候補地としてロシア側で検討されているとのことです。

探索
自民党、日中友好イベントへの出席自粛を要請
中国、高市首相の「台湾有事」発言に撤回要求 日中外交緊張が高まる
茂木外相、G7で重要鉱物のサプライチェーン強化を訴え
中国メディア、高市首相を批判 台湾情勢巡り「一線を越えた」
G7、ウクライナに「即時停戦」を要求 ロシアへの制裁強化も約束
ロシアの日本人入国禁止拡大をめぐる日本政府の抗議
日本政府、中国に首相答弁の趣旨を説明 「台湾海峡の平和的解決を重視」
高市早苗首相、ゼレンスキー大統領と電話会談 「公正で持続的な平和」に向けウクライナ支援を継続
米国政治に激震 若きムスリム、ゾーラン・マムダニ氏がニューヨーク市長に当選
高市首相、「日本成長戦略本部」設置 – 17分野の担当閣僚を任命
日本、米国に防衛費増額への意欲を表明
高市首相、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦へ 米ホワイトハウス発表
高市首相、「積極的な財政運営」を掲げ 防衛費増額を表明
片山財務相、ベッセント氏と初電話会談 日米協力を確認
高市早苗首相、防衛費増額に向け早期見直しを指示
石破前首相、首相官邸を退去 感謝の言葉を述べる
高市早苗氏、日本初の女性首相に就任
閣僚、靖国神社「秋季例大祭」参拝を見送り 外交配慮で注目
与党と野党が連立政権樹立で合意
高市早苗氏、首相就任に意欲示すも「ならないかも」と冗談交じりに語る