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2025年10月9日、石破茂首相は、ハイチの暫定大統領評議会議長アントニー・サン・シール氏と首相公邸で会談を行いました。
石破首相は、この会談で、ハイチの平和と安定が中南米・カリブ海地域の発展にとって重要であると述べ、日本として安定化支援を強化する意向を示しました。
具体的には、日本は多国籍安全支援ミッション(Multinational Security Support Mission, MSS)やハイチ国家警察への支援、国境管理などの分野で協力を進めると表明しています。
また、これに先立ち、日本政府はこのミッションに1000万米ドルの拠出をする予定であると報じられています。
石破首相は、自由で公正な選挙の実施をハイチ再建の鍵と位置付け、国際社会とともに支援する姿勢を強調しました。
この動きは、ハイチの治安悪化やギャング勢力の拡大といった深刻な課題に対し、日本がより積極的な役割を果たそうとする意欲を示すものと受け止められています。多国間支援や法執行能力の強化を通じて、ハイチの社会基盤の再構築を支える狙いがあります。
情報源:日本国外務省