2025年9月24日
トルコのエルドアン大統領は水曜日、ニューヨークの国連本部でフランスのマクロン大統領と会談し、二国間関係や地域・国際の課題について協議しました。
トルコ大統領府によると、エルドアン大統領はフランスとの対話の重要性を強調し、貿易、エネルギー、防衛分野での協力を深める用意があると述べました。
また、大統領はEUとの関係再活性化への決意を示し、主要な仕組みを迅速に動かすことが双方に利益をもたらすと指摘しました。
「公正で持続的な平和」
国際問題に関して、エルドアン大統領は、ロシアとウクライナの間で『公正で持続的な平和』を実現するため、トルコが努力を続けると述べ、イスタンブールでの交渉を成果重視の形で継続するよう呼びかけました。
エルドアン大統領はフランスのパレスチナ承認決定をマクロン大統領に祝意を示し、二国家解決に向けてイスラエル政府に対する国際的圧力を一層強めるよう訴えました。
さらに同氏は、この問題でアンカラとパリが緊密な連携を維持することの重要性を強調しました。
両首脳はシリア紛争についても意見を交わし、エルドアン大統領は欧州で拡大する外国人排斥や憎悪犯罪への懸念を示しました。
会談には、トルコのフィダン外相、カリン情報機関長、フランスのバロ外相も同席し、国連総会に合わせて非公開で行われました。
情報源:TRT World and Agencies