連立協議が続く中、不確実性と課題に直面するドイツ経済
ドイツ連邦銀行の月次報告によると、大幅に減少した輸出と低迷する工業生産が経済に重くのしかかっています。
00:00
連立協議が続く中、不確実性と課題に直面するドイツ経済
ドイツ選挙の勝者であるフリードリヒ・メルツ氏は、8週間以内に新しい連立政権を樹立することを目指しており、非公式な予備協議を開始したと報告されています。/ 写真: ロイター
2025年3月19日

ドイツ連邦銀行が月曜日に発表した月次報告によると、ドイツの経済状況は選挙や新政権に向けた連立協議の中で厳しい状態にあります。

ドイツ連邦統計庁(Destatis)によると、2024年第4四半期のドイツの経済生産は大幅に減少し、同期間の経済成長率は前期比0.2%のマイナスとなりました。

「特に、大幅に減少した輸出と低迷する工業生産が経済に重くのしかかっています」と報告書は述べています。

「専門家によると、第4四半期の工業生産の低迷は、自動車産業やエネルギー集約型産業による影響が大きいとされています。これらの分野を除けば、生産はわずかに増加していたでしょう」と指摘しました。

報告書によると、電気機器やデータ処理機器、その他の輸送機器の製造には、ここ数年の間に拡大する肯定的な傾向が見られました。

「高い経済政策の不確実性と、現在非常に低い稼働率が引き続き投資に重くのしかかり、したがって資本財や建設業の国内需要に影響を与えました」と報告書は述べています。

報告書にはインフレに関する評価も含まれており、今後数ヶ月間で年間インフレ率は低下すると予測されていますが、年の中頃には一時的に再び上昇する可能性があるともされています。

ドイツ選挙の勝者であるフリードリヒ・メルツ氏は、8週間以内に新しい連立政権を樹立することを目指しており、月曜日にビルド紙は彼が非公式な予備協議を開始したと報じています。

メルツ氏のキリスト教民主同盟(CDU/CSU)は、日曜日の議会選挙で28.6%の得票率を獲得し、他の政党に対して明確なリードを得ましたが、単独で政府を運営するために必要な絶対多数には届きませんでした。

探索
Wayve、MicrosoftとSoftBankから20億ドル規模の資金調達を目指す
米中貿易戦争が激化 中国「最後まで戦う」と強調
トヨタ、小型ドローンによるオフロード支援システムを検討
大阪万博で未来の空輸実証 ANA、空飛ぶタクシーを2027年度に導入予定
イーロン・マスク、世界初の兆万長者への道半ば:報道
米国との関税合意で日本、5500億円規模の投資枠組みを検討
AI進化で選挙干渉リスク増大、政府が対策強化へ
生成AIウイルス、日本で警戒
中国、チベットの「野生生態系」を監視するロボットアンテロープを配備
イスラエルのサイバーセキュリティ企業が「ゼロクリック」のChatGPTを狙うハッキングを明らかにする
トランプ氏、習氏との会談要請を否定 訪中には招待が必要と発言
福島事故以来初、新たな原発建設に向けた調査開始へ
サムスン、米国の半導体問題で営業利益が大幅減の見通し
米中、貿易協定で合意
世界銀行、イラク・シリア・レバノンの主要部門再建に10億ドル超の支援を承認
韓国、ポーランドへのK2戦車180両輸出で60億ドル契約を最終化へ
IMF「貿易戦争はパンデミックより新興国に深刻な打撃」
女性の仕事、AIによる影響が男性より大きいと国連報告
スカイプ、22年の歴史に幕 マイクロソフトがサービス終了へ
アラムコ、中国のBYDと提携しEV技術を開発へ