米国のドナルド・トランプ大統領は、世界最大の二つの経済大国の米国と中国が、激しい貿易戦争によって損なわれた関係の立て直しを図る中、中国の習近平国家主席を年末ごろにホワイトハウスに迎える考えを示しました。
トランプ大統領は、この発言を先週の水曜日に収録されたNBCニュースのインタビューで行いました。大統領は同日、習主席と、貿易問題、台湾情勢、ウクライナでの戦争、イラン情勢などについて、幅広い内容の協議を行ったということです。
トランプ大統領が4月に中国を訪問し、その後、習主席がアメリカを訪問する見通しです。
8日の日曜日に放送されたインタビューの一部で、トランプ大統領は「習主席は年末ごろにホワイトハウスを訪れます。我々は世界で最も強力な二つの国であり、非常に良好な関係を築いています」と述べました。
トランプ大統領は、1年前にホワイトハウスに復帰して以降、鉄鋼や自動車など特定の産業分野を対象とした関税に加え、さまざまな政策目標を達成するための包括的な措置を打ち出すなど、関税政策を積極的に進めてきました。
ホワイトハウスは、昨年春に北京との間で貿易を巡る緊張が高まった後、広範な停戦状態が成立したとしています。
米国が中国製造業への依存を減らそうとする一方で、両国の経済は依然として深く結びついています。
2023年に最後に米国を訪問した習主席は、先週の水曜日の協議で、中国が自国の領土の一部だと主張する自治地域・台湾への武器売却について、トランプ大統領に「慎重な対応」を求めました。
また習主席は、貿易問題を含む二国間の課題について、北京とワシントンが友好的に解決できるとの期待を示しました。
中国国営テレビCCTVによると、習主席は「問題を一つひとつ丁寧に対処し、相互の信頼を継続的に築くことで、両国が良好に共存するための正しい道を見いだすことができる」と述べたということです。
一方、トランプ大統領は、習主席との協議について「素晴らしいものだった」と評価し、「この関係を維持していくことの重要性を、双方が十分に認識している」と語りました。
こうした中、米国は金曜日、核兵器に新たな制限を設けるため、ロシアと中国を含む三カ国協議を行うよう呼びかけましたが、中国側は「現段階では」軍縮交渉に参加しない姿勢を示しています。







