2025年12月11日
日本の科学者である坂口志文氏と北川進氏が、医学および化学の分野での画期的な業績により、ストックホルムでノーベル賞を受賞しました。
スウェーデンのカール16世グスタフ国王は水曜日、ストックホルム・コンサートホールで行われた授賞式で、大阪大学の坂口志文教授(74)と京都大学の北川進教授(74)に金メダルと賞状を授与しました。
日本の共同通信によると、日本人ノーベル賞受賞者が同一年に異なる2つの分野で顕彰されるのは、10年ぶりとなります。
医学賞を受賞した坂口志文氏は、T細胞が体内の正常な細胞を攻撃するのを防ぐ「制御性T細胞(Tレグ)」を発見した功績が評価されました。この発見は、自己免疫疾患やがんなどの新たな治療法の開発につながっています。
化学賞を受賞した北川進氏は、メタンや窒素などのガスを吸蔵・放出できる多孔質材料「金属有機構造体(MOF)」を開発した功績が評価されました。
各ノーベル賞には1,100万クローナ(約120万ドル)の賞金が伴います。坂口氏と北川氏は、それぞれの分野で他の2人の研究者と受賞を分け合いました。
日本のノーベル賞受賞者はこれで延べ31人となり、昨年、被爆者として反核活動を続けてきた日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことも含まれています。
情報源:AA














