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日本与党連立解消で高市氏の首相就任に暗雲
高市早苗氏の首相就任は、与党内外の政局の不安定さにより、今後の政策運営にも影響を与える可能性があります。
日本与党連立解消で高市氏の首相就任に暗雲
公明党は、政治資金問題への対応が不十分であるとし、高市氏のリーダーシップに対する不信感から連立離脱を決定しました。これにより、与党は参議院でも過半数を失い、今後の政権運営に不確実性が増しています。/ 写真: ロイター / Reuters
7時間前

2025年10月、日本の与党連立が解消され、自由民主党の新党首・高市早苗氏の首相就任に不透明感が生じています。公明党は、自民党の政治資金問題への対応が不十分であるとして連立離脱を表明しました。

高市氏は10月4日に自民党総裁選で党首に就任し、初の女性首相誕生が期待されました。連立解消により議会での過半数確保が難しくなり、与党は他党との協力を模索する状況です。特に、財政拡張路線を取る国民民主党(DPP)との連携も選択肢の一つと見られています。

一方、主要野党の立憲民主党は、DPPの玉木雄一郎氏を首相候補として支持する可能性を示唆しており、高市氏に挑戦する構図も浮上しています。

経済面では、高市氏の党首就任により短期利上げ観測が後退し、株価が上昇、円安が進む動きも見られました。

高市氏は、安倍元首相の「アベノミクス」を支持する姿勢で知られています。

10月15日の首相指名選挙に向け、高市氏は議会での過半数確保のため他党との協議を進める必要があります。

連立解消により政権運営には多くの課題が残りますが、首相就任が実現すれば日本政治に新たな局面が訪れることになります。

情報源:Reuters