2025年12月15日
地元当局によると、占領下のヨルダン川西岸にある東エルサレム北東のムクマスの町で、不法なイスラエル人入植者が約40本のオリーブの木を損壊したということです。
エルサレム県は日曜日の声明で、不法な入植者がムクマスのアル・ハイイ地区を襲撃し、パレスチナ人住民が所有するオリーブの木およそ40本を切り倒したと発表しました。
エルサレム県は、この攻撃について、パレスチナ人とその土地を標的とした継続的な暴力の一環だと説明しました。また、地域の支配を強める圧力が高まる中、数日前にイスラエル軍が同町で公園や遊び場を破壊したことに続くものだと付け加えました。
さらに声明では、ムクマス近郊に不法な入植者が最近前哨拠点を設置し、地元の農民や農地に対する度重なる攻撃の集合地点や拠点となっているとしています。
11月に621件の攻撃発生
植民地化・壁抵抗委員会は公式機関で、占領下のヨルダン川西岸で不法なイスラエル人入植者が11月にパレスチナ人や財産を標的とした攻撃を621件行ったということです。
パレスチナ側の統計によると、イスラエル軍と不法入植者は、東エルサレムを含む占領下ヨルダン川西岸で少なくとも1,093人のパレスチナ人を殺害し、約1万1,000人を負傷させ、約2万1,000人を拘束しています(2023年10月以降)。
また、国際司法裁判所は昨年7月、画期的な見解として、イスラエルによるパレスチナ領土の占領は違法であり、ヨルダン川西岸と東エルサレムの全ての入植地を撤去するよう求めました。
情報源:TRT World and Agencies















