2025年10月2日
皇室経済会議は9月30日、彬子女王殿下(43)を三笠宮家の新たな当主に選定しました。未婚の女性皇族が宮家の当主に就任するのは戦後初めてで、163年ぶりの出来事となります。
三笠宮家は、昨年11月に三笠宮妃百合子さまが薨去されて以来、当主不在の状態が続いていました。彬子さまは大正天皇のひ孫であり、徳仁天皇の再従妹にあたります。
今回の決定により、未婚の女性皇族として極めて異例の形で家督を継承されることとなりました。
また、母の信子さま(70)は三笠宮寛仁親王の薨去後も三笠宮家にとどまってこられましたが、このたび新たな宮家を創設されることになりました。
夫の死後に女性皇族が別の宮家を立てるのは明治22年以来初めてであり、皇室史上でも特筆すべき決定とされています。これにより、宮家の数は4家から5家に増加します。
皇室経済会議では、両殿下の独立した生計を認め、皇室経済法に基づいて経費を増額しました。信子さまは年額3050万円、彬子さまは1067万5000円となり、増額分は9月分の支給から反映されます。
彬子さまと信子さまの新しい役割は、皇室の伝統と制度の在り方を示すものとして注目されます。
情報源:朝日新聞